旅行

2017年7月14日 (金)

京都迎賓館

京都迎賓館のガイドツアー(約1時間)に参加しました。

ここの設計は日建設計で竣工時に名古屋支店にいた知人がスライド会を開いてくれましたので建築の概要は知ってはいましたが、今回祇園祭の最中ということで屏風によるおもてなしが演出されていました。
建築が秀逸なだけでなく、造作がこれまた至芸の極致でなんと楽しかったこと。
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緞通敷きの大広間が洋間だったのに対して、掘りごたつ法式のお座敷
和室の作り方としては変わっているけれど、なんかくつろぎが感じられる
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欄間 -日-(裏は月)
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船着場

ヴァン クリーフ &アーペル 技を極める ハイジュエリーと日本の工芸

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京都国立近代美術館まで行ってきました。これが見たくて!!
バランシンの『ジュエルズ』はバレリーナ・シリーズのこれらのブローチとかクリップとかがもとになっていると英国ロイヤル・オペラ・ハウス2016/2017シネマ『ジュエルズ』を先日見て初めて知った。
実物は想像以上に大きくて眩い光を放ち、本当に綺麗でした。
もともと私は宝石とかアクセサリーはめったに身に付けないのだけれど、これらは交通費3万円かけても見てきて良かった。
これ以外の宝飾品も綺麗だったし、日本の工芸品も素晴らしい。

並河靖之&濤川惣助等の七宝はもちろん、刺繍とか織物、漆芸、陶芸そういった至芸の集結が圧倒的だった。透明な展示ケースを通して全方向から見られるのも良かった。もっとゆっくり見ていたかったのだけれど、京都駅から国立近代美術館までバスで1時間以上かかったため思ったほどゆっくりできなかった。(祇園祭の最中で街中は混雑していたため、でもその分お祭り気分は味わえてよかったかな)

2014年9月19日 (金)

九州旅行

九州へ旅行した。1日目は大分空港から佐賀関、臼杵を回って黒川温泉へ。
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臼杵の磨崖仏群。国宝指定されているだけあって、観光客は多かったが、周辺はとても静かだった。人工物である屋根が無いほうが山寺のように自然と一体化して感動すると思われる。磨崖仏の保存修復上難しいのだろうけれど。

大分に行ったら関サバ、関アジを食べたいと(臼杵にも近いし)佐賀関に寄った。この日は関アジの水揚げがなく、関サバを食べた。でも渋谷のお寿司屋さんで食べる関サバのほうがおいしかった。もっとよく調べて行けば良かったと少々後悔。

黒川温泉は大分空港から直接行けばそんなに遠くないのに、臼杵経由で行ったので着いた時には薄暗くなった。レンタカーのカーナビはあてにならず、その上道が細いのでホテルに着くのに苦労した。でもさすがに温泉と食事は良かった。特に馬刺が美味しかった。≪旅館壱の井≫

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別府から黒川温泉まではあちらこちら温泉だらけで、家族風呂という看板がたくさん目に付いた。

2日目は黒川温泉から隣町の小国町、阿蘇、熊本を経て上天草へ。
小国町は葉祥栄設計の小国ドームがある町。実物が見られる日が来ようとは。感動。
木造ドーム建築の魁となった同設計者による道の駅 小国ゆうステーションもある。

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体育館のボリュームは大きいけれど、内部はヒューマンスケールできめ細かい。トップライトやハイサイドライトから自然光が入って明るく気持ちが良い。

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道の駅 小国 ゆうステーション
内部は竣工当時のこざっぱりとした感じではなくなっていた。仕方ないのかなぁ。でももう少し空間を生かしてあげたら・・・

この日は移動距離が長いので急ぎ足で阿蘇へ。途中、≪蕎麦や漱石≫に予約をいれた。

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南阿蘇村の蕎麦は評判通り。久々においしいお蕎麦を食べた。もう1枚食べたいくらいだったけど、早々に売り切れ。予約しておいてよかった。近くのパン屋さんでソフトクリームを食べる。これもなかなか。

阿蘇から熊本市内へ。熊本市はいつの間にか政令指定都市になっていた。これまで山と海ばかり見てきたので大都市ぶりに驚く。でももっと驚いたのは熊本城の広さ。駐車場から歩く距離が長すぎる。熊本城を見るのはあきらめて外から写真だけ撮って、一路天草へ。
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この日は中秋の名月で大潮。有明海の御輿来(おこしき)海岸は遠浅で、汐が引いた様はまるで「シナの五にんきょうだい」の絵のようだった。

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そこから天草五橋のいくつかを渡って、松島の見える海沿いのホテルへ。部屋の窓からは夕日と雲仙普賢岳が見える。展望風呂の大浴場もあるが、部屋にある浴室でゆったりとして温泉に浸かってリラックス。≪ホテル竜宮≫

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夕食は暮れなずむ海を見ながらゆっくりと楽しんだ。お刺身もよかったけれど、煮蛸と鯛めしが特に美味しかった。ご飯は熊本産ひのひかり、と書いてあった。朝食は宴会場でビュッフェ。宴会場からも海が見えてゆったりとした気分を損なうことがなかった。欲を言えば、煎茶が美味しいと良かったかな。

3日目は上天草から山都町を経て高千穂へ。
まず天草四郎ゆかりの地、千厳山へImg_0351

天草から宇城不知火に入り丘の上に醸造業の看板を目にした。≪松合食品≫にて自宅用に麦味噌と合わせ味噌と丸大豆濃口醤油を宅配してもらう。九州の味噌も醤油も関東からすると甘くて優しい味。ここで醤油味のソフトクリームを食べ、しばし休憩タイム。

どんどん山を登りすれ違う車も減ってきた頃に通った、緑川にかかる霊台橋。
1847年完成。
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緑川水系通潤橋。1854年完成。肥後の石工も大工も優秀だ。この日の放水は15時予定だとのことだったが、それを待っていると次の予定が狂うので待たずに移動。
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通潤橋の少し下流にある五老の滝。
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本当は五老ノ滝付近でお弁当を食べようと思っていたが、思いのほか下り坂が厳しくて断念し、この日はコンビニで買ったおにぎりとおでんを車の中で食べた。山都町には清和文楽という人形浄瑠璃があるのだが、この日は休館だった。

高千穂峡の御塩井駐車場が満車で、下流のあららぎ駐車場へ誘導される。そこから遊歩道を歩いて真名井の滝へ。
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真名井の滝
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この日は高千穂神楽を見るために早めの夕食。もっとゆっくり食事ができたらあんなおいしい高千穂牛のステーキ残さずに済んだのに・・・もったいないことをした。
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一脚をホテルに忘れてきたためビデオ撮影で腕が痛くなった。
ホテルに戻るとくたくたで早々にお風呂に入って寝た。留守の間に夜食にと蒸しパンが用意されていた。

4日目は高千穂から宮崎青島へ。
朝食は草花が一輪添えられ、おいしい白米のごはんと蕎麦粥などゆっくり食べられて良かった。ご主人の刈干切歌がすばらしい、朝から大きな声が出るものだと感心した。チェックアウトするときに小さなおむすびを頂いたが、家族がすごくおいしいというので私の分をあげてしまい食べ損ねた。≪ホテル四季見≫

朝は御塩井駐車場が空いていた。が、水量が多いため貸ボートは中止。Img_0478

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槵觸(くしふる)神社社殿。100段くらいの階段を上った先にある。
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天岩戸神社 西本宮。
遥拝所から天岩戸を見ることはできるが、写真は禁止。
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西本宮の御神木 招霊木(オガタマノキ)
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天安河原
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天岩戸神社 東本宮。ここも階段をかなり上る。
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東本宮のご神木 七本杉
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早朝に行けば雲海が見られたかもしれない。
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高千穂のお蕎麦屋さんでランチ。ここは駐車場があって助かった。
どんどん山道を下って延岡に出る。ここからは高速道路で宮崎まで行けるはずだった。ところがナビが途中で降りろというので仕方なく一般道に降りた。道の駅つの(都農)でブドウとお土産用にワインのお菓子を買った。都農からまた高速に乗って宮崎へ。2014年3月に日向IC-都農ICが開通したとのことで、レンタカーのナビが対応していなかっただけのようだった。宮崎神宮に行くつもりだったが、予想外に時間がかかった為、まっすぐ青島のホテルへ向かう。≪青島サンクマール≫

5日目は宮崎空港から帰宅。
まずホテルのすぐ傍にも鬼の洗濯板はあるのだが、残念なことに朝は満潮であまり見えなったので堀切峠に向かった。
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青島へ向かうが、駐車場から結構歩く。植物園の駐車場が一番近いかもしれないと後になって気づいた。
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青島の鬼の洗濯板。青島神社の鳥居が見える。

青島神社から宮崎空港へ。空港内のお寿司屋さんでランチ。九州のお味噌汁は甘い麦味噌を使っているにもかかわらず、何処も塩辛かったが、ここのお吸い物はちょうど良く、寿司ネタも良かった。羽田や成田空港内のレストランが美味しくないので、ちょっとした驚き。

幸運なことに旅行中九州は晴天続きだったが、黒川温泉の仲居さんの話ではそれまで梅雨入りしたまま梅雨明けしていないようだとのことだった。黒川温泉は別府や湯布院に比べるとかなり山奥で朝晩は涼しかった。

帰宅して都農の葡萄(ブラックビート)を食べた。種無しの大粒で見かけはピオーネと似ている。ピオーネはむせ返るような甘みがあるけれども、ブラックビートは甘みと酸味とのバランスが良く、食べやすい。お値段は安くはないけれど、父に食べさせたら「おいしい」と言っていたので買ってきた甲斐があった。

盛りだくさんの欲張り旅で、熊本市や宮崎市の市街地は探索ができなかったが、太古の歴史と文化の一端に接することができた。

2014年8月27日 (水)

山寺

ずいぶん長い間放置しておりましたが、久しぶりのアップロードです。

すべての移動は公共交通機関を利用して山形、蔵王温泉へ小旅行してきました。
山形新幹線は初めてです。意外と時間が掛かるなぁと思っていたら、福島から先は在来線を走っているのですね。(何を今さら・・・)

山形駅に着いてホテルメトロポリタン山形内のレストランで昼食。’つや姫’大キャンペーン中でごはんがおいしい。ここでゆっくりして1時間に1本しかない蔵王温泉行のバスに乗車。満席とはいかないけれども、8割は埋まってたかな。夏休みも終盤で旅行客が多い。

蔵王温泉バスターミナルから蔵王国際ホテルまで歩く。空気は少々ひんやりとして温泉街は綺麗だ。宿泊客は多かったけれど、団体客がなかったせいか、静かでゆっくりできた。初めての足湯体験。思ったよりも気持ちが良くてリラックスした。お風呂のお湯が熱めで私好み。食事は夕食も朝食も食堂で。どちらもちょうど良い味付けでおいしかった。分量的には、つったいラーメン(冷たいラーメン)が多いので残そうかとも思ったけれど、せっかくだからとつい完食してしまった。夕食のご飯は’はえぬき’朝食は’はえぬき’と’つや姫’どちらでも選べた。これがまたおいしい。結論から言うと山形はごはんがおいしい。

翌日午前中にバスで山形駅に戻り、バスで山寺へ。山形-山寺間は鉄道もバスもほぼ1時間に1本。山形市街地を通り抜ける時に旧山形県庁、文翔館の位置を確認した。およそ40分で山寺駅前に到着。駅前には駐車場が多いけれど、思ったほど土産物屋が客引きをしていることもなく、やはりここは密教、山岳宗教の聖地なのだと実感する。根本中堂から五大堂まではなかなかの急坂で汗が流れ落ちたけれども、弥陀洞の岩の量感には圧倒されるし、五大堂から見晴らす景色は緑の生命力にあふれて清々しい。ここで写真を撮りながら一休みしたら、一気に下山。往復約1時間、荷物を山門の所で預かってもらって助かった。

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帰りは鉄道で山形駅に戻り昼食。食べログを参考にしたけれどこれは失敗だった。でも前日ご馳走だったのでちょうどよかったかも。とにかく、そこからタクシーで文翔館へ。思ったよりもコンパクトサイズでかわいらしく、威圧感がない。るろうに剣心の撮影に使われたと書かれていた。各部屋に暖炉があって、北国らしさが感じられた。

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ここから再びタクシーで山形駅へ。山形は小型タクシーが多いせいか料金が安く感じられた。

新幹線の出発までしばらく時間があったので、駅でお土産を物色してのんびりして、前の列車がまだホームに停まっているうちに、慌てることなく山形始発の列車に乗車できた。帰りは疲れて寝ていたので思いのほか早く着いた。

2013年12月19日 (木)

猿ヶ京温泉

猿ヶ京温泉に一泊してきた。

行きは高崎で途中下車してランチ。初めて見る街は楽しい。西口を降りると駅前にビルはあるけれど、すぐに低層住宅と商店街が広がり、空が広い。城跡らしい石垣が見えた。ここでは観光する時間がないので、イタリアンの店でランチを食べて駅に戻る。来た時とは別の石畳の道を行くと、日曜市が立っていた。典型的な城下町らしく、道が狭い。その狭い道に面して低層の個人商店が並ぶ景観は、ヒューマンスケールで落ち着くけれど、パッと目を引く仕掛けがあっても良いかな。

上越線に入ってきた列車は手動で開け閉めするのが珍しかった。後閑駅で下車。チラチラと雪が舞う。ホテルの車が迎えに来てくれた。列車で来てよかった。

谷川岳の近くには何度か来たことがあるけれど、猿ヶ京温泉は初めて。お昼に食べたランチは塩辛くて口に合わなかったけれど、ここのお料理はおいしかった。それになんといっても、ロビーも部屋もお風呂もまるで自分の別荘に来たかのように落ち着く。外はかなり荒れ模様であっと言う間に外は真っ白。

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長火鉢に火は入っていなかったけれど、ストーブは暖かくて気持ちが良い。


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後閑駅からの道に日本ロマンチック街道と書いてあったけれど、調べたら日光から軽井沢を通って上田までの街道沿いの主に温泉町を宣伝するためのネーミングらしい。ネーミングはともかく、山並みと大きな欅と真壁漆喰塗の民家がある風景は郷愁を誘われる。

帰りは高崎駅の東口側に出た。ペデストリアンデッキがあって、大きなビルにヤマダ電機が入っていた。目指すチャイニーズレストランは駅前のはずなのに、見えないので店員さんに訊いたら、隣のビルだから下に降りて線路沿いの道を歩いてとのこと。言われたとおりにすると、この大きなビルはヤマダ電機本社であることが分かった。群馬県最大の企業だもの、どおりで大きいはずだ。その後はレストランはすぐに見つかり各自別々のものを頼む。今度は食べやすい味で、価格もリーズナブル。

高崎からは湘南新宿ラインで帰ってきた。こちらは晴れ。良い天気。でもやはり寒かった。

2013年9月13日 (金)

道東旅行

北海道へ行って来た。全体行程を地図に重ねるとこんな感じ。
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中標津空港に着いたときは生憎の小雨。レンタカーで野付半島へ。雨は止んだけれど、国後島は霞んでいた。
風が穏やかで内湾は湖のよう。ナラワラ、トドワラの風景は幻想的で、生死のせめぎあいが感じられた。ネイチャーセンターから延々と続く木道の傍らには、ハマナスをはじめとして初秋の草花がところどころに顔をのぞかせる。

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野付半島から海岸沿いを北上し、羅臼へ。この途中でオジロワシらしき猛禽類を見た。ここから知床峠を抜ける時に夕日をみるはずだったのだが、あいにくの雨。山を登るうちに雨が激しくなり、視界はほぼ0。カーナビで道路の形状がわかるので助かった。峠を越えると雨は止み、坂道の正面に残照が儚げに光っていた。ウトロについたときには、暗くなっていた。ここで一泊。翌日は晴れ。朝一番のオーロラ号で海へ出た。知床岬航路だと3時間45分かかるとのことで、硫黄山航路にしたせいか、イルカも熊も目にすることはなかった。中国か台湾からのツアー客が多かった。
ウトロに戻り、レンタカーで網走監獄博物館へ。

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網走監獄博物館
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網走湖から能取湖、サロマ湖の景色が綺麗。下の写真はサンゴソウの群生地。

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サロマ湖展望台は湖から砂利道を上り、駐車場からも急坂を登ったところにある。サロマ湖展望台でホタテバーガーとサーモンバーガーを食べた。(展望台にはお店はありません。途中で買ってね。)
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サロマ湖展望台
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サロマ湖から美幌峠を通って屈斜路湖の和琴半島で夕日を見る。
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屈斜路湖畔には温泉が多く、風光明媚でドライブが楽しかった。屈斜路湖コタンアイヌ民族資料館(設計:毛綱毅曠)は思いのほか小さくて、ひっそりとした佇まいだった。
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川湯温泉に一泊。ここの温泉は硫黄臭が強くて草津温泉と似た感じ。お湯の温度は高めで、お湯が目に入ると目に浸みた。朝晩はかなり気温が下がり、暖房を入れてもらった。

翌朝は硫黄山を見て摩周湖へ。
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摩周湖第3展望台から屈斜路湖方面を望む
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霧のない摩周湖(第3展望台)
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摩周湖から釧路湿原シラルトロ沼の駐車場に駐車して、山道を登ってサルボ展望台へ。サルルン展望台へは行かず下山。釧路方面に少し走ってから平坦だけれど細い砂利道を走ってコッタロ第3展望台へ。ここは駐車場からまたしばし山道を登るのだけど、木道が傷んでいるので足元に注意が必要。季節のせいか、展望台からの眺望を樹木が邪魔して視界が開ける場所は限られていた。
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国道391号線沿いから見るシラルトロ沼。釧網本線の線路が見える。
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サルボ駐車場の案内板とサルボ展望台からの景色。
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コッタロ第3展望台より。
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コッタロ展望台から国道391号線に戻り、塘路湖畔で休憩後厚岸へ向けて出発。塘路湖ではカヌーやボートに乗ることもできるが今回は時間が限られているので断念。
標茶、別海は酪農王国。牧場や牧草地で刈り取られた牧草ロールが多く見られた。
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厚岸コンキリエは道の駅食部門で3年連続一位と人気の場所。ここで名産の牡蠣などを焼いて食べる。
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厚岸から塘路湖畔に戻り、またここでしばし休憩後細岡展望台を目指す。細岡展望台は道が整備され駐車場から少し歩くと登山もしないで釧路湿原を見晴らすことができる。夕日の写真を撮るには早く着き過ぎた。この日は天気が良くて暑かったため、日没まで待たずに釧路を目指した。
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釧路でぜひ見たかったのが、釧路市立博物館と幣舞中学校(どちらも毛綱毅曠の設計)。
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なんとか日没前に間に合ったが、中学校は思ったような写真が撮れず少々残念。

釧路のホテルにチェックイン後、夕方から街に繰り出す。歩いている人は少ないけれど、観光客向けに商業施設の宣伝アナウンスが大音量で流れる。フィッシャーマンズワーフを後ろから見るとかなりケバイ。うーん、とうなって写真を撮るのをやめた。

翌朝、早めに朝食を済ませ釧路市湿原展望台(設計:毛綱毅曠)へ。しかし早すぎて開館前だったので、遊歩道を歩くことにした。展望台屋上からの眺望は360度に亘って開けてはいるが、サテライト展望台からのほうが、湿原は身近に感じられると思う。反時計回りに歩いたが、釧路市湿原展望台からサテライト展望台までのコースはアップダウンも多く結構疲れる。サテライト展望台から先湿原展望台に戻るまでのコースは高低差がほとんどなく比較的楽に歩ける。戻ってくるとエゾシカがいた。

サテライト展望台から
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釧路市湿原展望台 外観
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展示室から1階見下ろし
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3階は釧路出身の建築家毛綱毅曠のための展示室として使われていた。彼のファンは未だに多いと思う。
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湿原展望台から大楽毛の海産物販売所にてお土産を買い、釧路に戻って昼食、その後フィッシャーマンズワーフ(設計:毛綱毅曠)の写真を撮ってから急いで釧路空港へ。レンタカーの返却がスムーズに済んだおかげで無事搭乗予定の飛行機で帰ってきた。
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2012年11月 6日 (火)

浅草吾妻橋~柳橋

風もなく久しぶりに穏やかな秋晴れの午後、隅田川沿いを散歩した。浅草寺前からスタート。ものすごい人混みに様々な食べ物の匂いが充満して、まるでお祭りのよう。そこから吾妻橋へ向かうが、ここは人混みと喧噪の中で多くの人がスカイツリーをバックに記念撮影をしている。ミラーレス一眼を持つ若い女性が目立った。

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ここから川沿いに整備された河川敷(隅田川テラスというらしい)を歩く。この日は天気が良いので気持ちがよかったけれど、夕暮時は街灯がないので一人で歩くのは少し怖いかもしれない。ほんの少し川を上るだけで、人混みはなくなり、のんびり寛ぐ家族やベンチに寝転ぶホームレスがいるばかり。駒形橋近辺には屋形船が多い。ドジョウが食べたかったが、家人はドジョウが嫌いなので仕方なくあきらめた。

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蔵前から江戸通りに出てしばらく幹線道路沿いを歩く。日曜日でほとんど人通りがない。浅草橋駅前では多くの人の姿が見られたが、柳橋界隈は住宅が多く中学生くらいの男の子3人が自転車で暴走していた位で、通りを歩く人の姿はなかった。神田川が隅田川に合流する所にある柳橋。ヒューマンスケールの小さな橋で、リベットがガンガン打たれていて手仕事が感じられる。

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広い空にはいつの間にか巻雲が出ていた。この日の夕方には、空いっぱいに長い飛行機雲も出ていた。

2012年7月27日 (金)

五嶋みどり デビュー30周年特別プロジェクト 西本願寺公演

みどりの母、節の出身校で、midori自身も現在同校客員教授となっている相愛大学が浄土真宗本願寺派(西本願寺)の宗門校ということで、今回の西本願寺公演が実現したと思われる。

7/20は南能舞台で演奏し書院対面所に緋毛氈を敷いた上での鑑賞。雨が降り、非常に蒸し暑い中、楽器のコンディションも、音響条件も劣悪と言わざるを得なかった。ただ、対面所に敷かれた緋毛氈には1列25名程度で列と列の間には通路も取られていたため、全体的にはゆったりとした配置で寛いで聴くことができたのは良かった。

ソナタ 第2番イ短調 BWV1003
パルティータ 第1番ロ短調 BWV1002
パルティータ 第3番ホ長調 BWV1006

かすれ気味の幽かな音でゆっくりと始まったソナタの2番は、ノンヴィブラート奏法かのように響かないポツポツとした音で、聴こえにくいために(縁側で聴いていた人たちにはどう聴こえたのだろうか。)反って、皆の集中力が増したように思える。時折激しくなる雨音や鳥の声、はたまた街の喧騒も聞こえたけれども、パルティータ1番になると演奏者、聴衆とも耳が慣れてきたし、楽器の鳴りも良くなってきた。雨が止み夕暮れの赤みを帯びた光の中で演奏されたパルティータ3番はヴィブラートと装飾音を織り交ぜ、陰影が鮮やかで爽快であった。
先日NHK  FMで聴いたヒラリー・ハーンの演奏は正確な音程と明るい音色の華やかで輝かしい演奏のバッハだったが、midoriはまるでアンドリュー・ワイエスの鉛筆デッサンのように、一見地味で誇張もなく淡々と精緻に描き込まれながら、作品の核となる部分はしっかり印象付けられていた。
また、白砂の庭-虎渓の庭を流れる川(枯山水)が流れ込む海だとのこと-の切り妻の端正な能舞台に立ち姿がくっきりと浮かび上がり、金色の装飾が施された門扉が右後方にバランスよく配置され、よく考えられた舞台装置だと感心させられた。

7/21は場所を御影堂に移しての演奏会。当日は無料演奏会だった。前日のチケットを持っている人は優先席が用意されると聞いていたが、仮設舞台間近の特等席だった。

ソナタ 第1番ト短調 BWV1001
ソナタ 第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004

重音を分散気味の柔らかな弱音から始めたソナタ1番Adagioは楽器の鳴る音が直接耳に届き、周囲の空気を震わせる感触を味わう。ソナタ3番のFugaは雄大で、Largoでは気持ちよく歌い、Allegro Assaiは快速に飛ばした。パルティータ2番シャコンヌは静かに入ってきて、ジワジワとヴィブラートを効かせ音量を上げてくると、直接音だけでなく天井からの間接音と相まって身体が共鳴するような感覚を覚えた。決して荒々しい演奏ではないのに精神の厳しさを感じて、共感の涙がこぼれた。
昨日がワイエスの鉛筆画だとすれば、この日の演奏は雪舟の秋冬山水図のようであった。墨一色で描かれているのに、そこには様々な色彩と温度が感じられた。

今回使用した楽器はこれまでと同じ“エクス・フーベルマン”なのだろうか。林原の倒産で競売にかけられるという話を聞いたが、その後どうなったのだろう。

昨年6月サントリーホールで聴いたときは、癒しがコンセプトだったように聴こえたが、今回は暗い淵を覗き込むようなところやそこからの救済のようなものも感じられて、充実した演奏だったと思う。実は急な用事で家族の一人が21日の無料コンサートのみの参加で昨日のチケット代がもったいないと思っていたのだが、この演奏と空間と時間のための投資であったと思えば、得した気分を味わった。

2012年7月 6日 (金)

「野いばら」 バッハ無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ

気になっていた梶村啓二著「野いばら」を読んだ。物語の展開が意外性に乏しいのと、主人公の描写に不満は残るものの、文章自体はさらりと読みやすい。
幕末(1862年)江戸の諜報活動のためやってきた英国軍人エヴァンズがバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタを演奏する件、神奈川の山寺で初めて弾いた曲がパルティータ3番のプレリュード、次に美しい日本語教師ユキと心を通わせようとして演奏したのがパルティータ2番のアルマンドで、みごとに彼女の心を強く揺さぶることに成功する。
映画にしたら、野いばら群生の映像とともに効果的に扱われるだろうと予想される。しかしもし映画になったときに、ギドン・クレーメルやヒラリー・ハーンのような鮮やかな演奏すぎるとあざとい感じがしてしまうだろうと思う。音楽も花も完璧すぎると現実感が無くなる。
今月、京都西本願寺で演奏される五嶋みどりのバッハ無伴奏ソナタとパルティータを聴きに行く。演奏会として聴くならば、現実から遊離した完成度の高い演奏を期待している。長年見たいと思っていた書院と飛雲閣も見ることができそうで、とても楽しみ。

2011年9月22日 (木)

高山、白川郷・五箇山、黒部

温泉旅行に行ってきた。下調べもほとんどせず、行き先も日程も急に決めたら、台風の日本上陸が迫っていた。

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松本で高速を降り、昼に蕎麦屋で順番待ちをしている時に宿泊予定のホテルから「国道158号線は不通だから木曽福島から迂回して欲しい」と連絡があった。しかし再度連絡があり「通行可能になったようだ。」とのこと。午後になり小雨が降ってきた。片側交互通行部分が2箇所。 上高地手前、道路沿いの川の対岸に迫る崖が崩れ現在進行形で土と石ころが音を立てて落ちてきて驚いたが(ここが大変な渋滞区間だった)、もう1か所は崩れた崖側の車線の復旧工事中だった。そこを過ぎてからは山間の道を快適なドライブだったが、途中「重要文化財 荒川家」の標識の所に石置き屋根の民家が見えたので、引き返して見てきた。

P1020087s_2 切り妻板葺屋根に石を載せて押さえている民家。大学1年生の夏休みに私たちのグループは置き石板葺屋根について調べたことが思い出された。当時該当する物件を見たことのない私たちは川崎民家園に行って見てきたが、これはそれに比べるとずっと規模が大きく、また水平線を強調したプロポーションの美しい建物だ。緩勾配(4寸勾配くらいか?)なので、屋根に上がって雪下ろしすることを前提にしているのだろう。
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屋根架構は登り梁を使い柱の間隔を開け大空間を骨太でありながらスマートにまとめている。2階妻側には掃き出しの大きな障子、桁側には地窓があって雨天時に窓を開けていても、軒の出が大きいので快適だった。掃き出しの大きな障子には雨戸もある。

小屋裏の天井を貼らずに榑(クレ)板がそのまま見えている。ちょっと見上げただけではこの家の板材の樹種は分からなかった。館内にあった荒川家略年表によると主屋の棟上げが寛政八年(1796)、昭和三十年代に大屋根を鉄板葺に改造とある。昭和46年に重要文化財に指定されたのち、鉄板が剥がされたのだろうか。最後に行われたクレ板の葺き替えがいつだったのか訊いてくれば良かった。
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隣地には移築された緒方家住宅(切り妻板葺)がある。 

ホテルに着いた時には土砂降りで、この日の市内観光は諦めた。部屋から市街地を一望でき、快適だった。飛騨牛のしゃぶしゃぶがおいしかった。

翌日、相変わらず雨が降っていたので、朝食が済むと高山市内の観光は中止し、一路白川郷へと向かった。白川郷までの道は悪天候のせいかほとんど車が走っていなかったが、高速を降りるとさすがに世界遺産の観光地、平日にも関わらず大勢の観光客が歩いていた。

続く

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