音楽

2017年7月20日 (木)

ツィメルマン新譜

今年はヨーロッパでバーンスタインの交響曲第2番『不安の時代』を演奏予定のツィメルマン。日本での演奏予定はなさそうで淋しい限りですが、9月に新譜が出るようです。

シューベルトのソナタ20番と21番(D.959とD.960)で早速予約はしたのですが、なんとレコードも出るのですね。レコードは今はやりですし、以前彼はCDよりもSPレコードの方が良かったと言っていた気がします。発売されるのはLPのようですね。2枚組となっています。2枚組?片面?
なんだか欲しいけれど、我が家のレコードは10年ほど前の引越時に全て捨ててしまって、プレーヤーも同時に捨てたので新たにプレーヤー買わないと聴けません・・・
というか、DGとの揉め事は解消したのでしょうか。
ショパンのソナタ2番と3番も新譜出してください。ライヴ録音いっぱいあるでしょう?
ドビュッシーの映像も背筋がゾクッとして寒気を感じるほど感銘しましたし。
ブラームスのコンチェルトもベートーヴェンのコンチェルトも良かったけれど、やっぱりリサイタルの方が好きです。シューベルトのリサイタルはこのブログに感想書いていませんが、所沢とサントリーホールで聴きました。これまで聴いたことのある誰にも優る音楽の愉悦性を感じました。特にD.959では左足がリズムセクションのようになっていて、とても楽しくなりました。
録音は柏崎でのものとのことです。手許に届くのが待ち遠しいです。

2016年1月 2日 (土)

2015年 舞台鑑賞記録(3)

15) 11.15 ピレシュ ★★★
さいたま芸術劇場 音楽ホール
●シューベルト:4手のためのアレグロ イ短調 D 947
                        「人生の嵐」
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110 [ピリス]
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 作品53
        「ヴァルトシュタイン」[グーアン]
●シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D 940
【アンコール】
●クルターグ:《遊び 第3集》より
              〈シューベルトへのオマージュ〉

グーアンはテクニックには問題ないし、十分聴かせることのできる表現力もあると思う。でも、やはりピリスのもつ芸術性の前には赤子同然だった。ベートーヴェンのソナタ31番における迫力たるやアルゲリッチ、ポリーニやツィメルマンに勝るとも劣らないもので、あの小柄な身体のどこにあれだけのパワーが秘められているのかと不思議に思った。
特に、2日前11月13日にあったパリの同時多発テロ事件(その真相はともかく100名以上の人が亡くなった)の直後であったためか、沈鬱な嘆きの歌の後のゴーン、ゴーンと鳴り響く鐘の音は激しい怒りの表出でもあった。その感情の渦に巻き込まれて、なす術もなくただ茫然とし、涙が落ちるままだった。
最前列で見るピリスの顔は、非常に個人的なことで恐縮だけれども、在りし日の祖母の顔にそっくりで、余計に私の心が揺さぶられたのだった。

16) 11.26 マリインスキー劇場 バレエ「ジュエルズ」
    アレクセイ・レプニコフ:マリインスキー管弦楽団
文京区シビックホール
●エメラルド ★
 ヴィクトリア・マクラスノクーツカヤ  アレクサンドル・セルゲーエフ
 ヴィクトリア・ブリリョーワ  ローマン・ベリャコフ
 ナデージダ・ゴンチャール  スヴェトラーナ・イワノワ
 エルネスト・ラティポフ
●ルビー ★★★
   ナデージダ・バトーエワ キミン・キム
   エカテリーナ・コンダウローワ
   デニス・ザイネトジノフ ワシリー・トカチェンコ
ヤロスラフ・バイボルディン アレクセイ・ネドヴィガ
●ダイヤモンド ★★
   クリスティーナ・シャプラン ティムール・アスケロフ
   エレーナ・アンドローソワ エカテリーナ・イワンニコワ
   ディアナ・スミルノワ ズラータ・ヤリニチ
   ローマン・ベリャコフ ヤロスラフ・プシュコフ
   アンドレイ・ソロヴィヨフ アレクセイ・チュチュンニック

バレエを見る回数が少なかった2015年だけれどこれは見に来て良かった。まず、マリインスキー管弦楽団は2軍だろうか、3軍だろうかと心配したけれど、バレエの公演でこれだけの演奏を聴けることは非常に珍しい。特にストラヴィンスキー、チャイコフスキーはさすがにお国ものだけあり、音楽だけでも十分聴ける出来栄え。ボリショイ劇場もバレエ公演時に劇場オケを同伴するが、オケの実力ではさすがにマリインスキーの方が上手だった。新国立劇場バレエ公演における東京フィルの演奏も立派なので、他のバレエ団もこれらに負けないような演奏をしてほしいものだ。 舞台美術と衣装も美しい。英国ロイヤルとかパリ・オペラ座の様な豪華なセットではないのに、シンプルでありながら安っぽくならないところがさすが。
エメラルドは特に可もなく不可もなくというところ。
ルビーはバトーエワの柔かくしなる肢体と俊敏な動きが素晴らしく、コケティッシュな表情に魅了されっぱなし。キムも体つきは少し貧弱だけれど、バトーエワのパートナーを立派に務めた。それにコンダウローワがストラヴィンスキーのジャズィーな曲調に合わせて大輪の花が舞っているようだった。この三人の華やかさと音楽のノリの良さが相まって、当初はヴィシニョーワで見られなくて残念だと思っていたのに、結果的にこれまで見たルビーの中で最も印象的なものとなった。
ダイヤモンドはいかにもマリインスキーらしい、正統派の白のバレエの決定版ともいうべき端正な美しさだった。

17) 11.29 ツィメルマン ★
所沢ミューズ アークホール
後述

18) 12.09 ギエム ラスト ★
川口りりあ 大ホール
後述

12.11 ツィメルマン
東京文化会館 中止

 

12.16 ボリショイ・バレエ・inシネマ 「くるみ割り人形」
アンナ・ニクーリナ デニス・ロヂキン
アンドレイ・メルクーリエフ ヴィターリー・ビクティミロフ

これは映画だけれど、家のTVで見るのとは映像も特に音の迫力が違うので3000円払うだけの価値はある。
ニクーリナもロヂキンも若くて美しいから、この演目にふさわしい。メルクーリエフもドロッセルマイヤー役とはいえ、まだまだ踊れる。それにこの演出は子供っぽくないので、最後まで楽しめた。「椿姫」が上映される1/13はツィメルマンのリサイタルがあり、ザハロワとチュージンが見られないのは残念。再上映があるといいのだけれど。「じゃじゃ馬ならし」と「ドン・キホーテ」はぜひ見たい。

19) バッハコレギウムジャパン
  さいたま芸術劇場 音楽ホール

●ヘンデル オラトリオ ★★

後述

2015年 舞台鑑賞記録(2)

09) 07.11 アンサンブル・ウィーン・ベルリン ★
  さいたま芸術劇場音楽ホール
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
クレメンス・ホラーク(オーボエ)
アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
リヒャルト・ガラー(ファゴット)
シュテファン・ドール(ホルン)
●ハイドン:ディヴェルティメント
●メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》木管五重奏版
●ドヴォルジャーク:《スラヴ舞曲集》より
●バーバー:夏の音楽 作品31
●デリベラ:アイレス・トロピカレス
●ガーシュウィン:《ポーギーとベス》木管五重奏版
【アンコール曲】
●ドヴォルジャーク(シェーファー編曲)
                       :《弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調》作品96
                         「アメリカ」より 第3楽章

連日徹夜に近い状態で疲れがたまっている時期だったので、もしかして演奏中に寝ちゃったらどうしようかと一抹の不安を抱えていた。しかし全くの杞憂だった。楽しかった~!!一気に疲れが吹き飛んだ。 オーボエがジョナサン・ケリーからクレメンス・ホラークへの変更になったせいか、オーボエが少々おとなしく感じられたのと、オッテンザマーが一番若いのでスタンドプレーがなかったせいで、アンサンブルとしてはうまくまとまっていた。普段はあまり目立つことの少ないファゴットの音が一際美しく響いて印象的だった。

10)  09.11 アントン・バラホフスキー;ナジ=タカーチ
       :紀尾井シンフォニエッタ東京
  紀尾井ホール

【紀尾井シンフォニエッタ東京第101回定期演奏会】
●ベートーヴェン:劇音楽「シュテファン王」序曲Op.117
●チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35 ★
●メンデルスゾーン:交響曲第5番二長調Op.107「宗教改革」★★
【ソリストアンコール】
●チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」より
          第2幕レンスキーのアリア「青春は遠く過ぎ去り」★
【オーケストラアンコール】
●ペルト フラトレス ★

バラホフスキーの名を初めて知ったのは、ハンブルクバレエ「人魚姫」でのソロ演奏。これがとても良くて、難しそうなアウエルバッハの曲が素直に心に響いたのを覚えている。今回コンサートマスターとしてではなく彼がソロ演奏するということでぜひ聴いてみたいと思った。また、指揮がタカーチ=ナジとあって興味を惹かれた。タカーチSQのバルトーク弦楽四重奏曲のCDは84年版も96年版も好きだし、アンドラーシュ=シフとのブラームスピアノ五重奏曲も好きだ。でもタカーチ=ナジの演奏を生で聴いたことはない。演奏曲目が別のものだったら良かったのにと思いつつ、興味本位でチケットを買った演奏会だった。 少し早く四ツ谷についてのんびりとお堀に沿って歩いていたら、ニューオオタニの方からタカーチ=ナジとコンサートマスターの千々岩さんと思しき二人連れが歩いて来るのが見えた。ナジは髪が薄くなったとはいえ長身で素敵だった。いつも大きいなと感じるバラホフスキーとステージで並んでも、さほど身長は違わなかった。 紀尾井シンフォニエッタは室内オケとは思えないほど音量が豊かで、室内オケだからこそのアンサンブルの良さがあって心地よい。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は特に好きな曲ではないけども、バラホフスキーの演奏はソリストとして目立ちすぎることなく、無難ではあるけれども凡庸な演奏ではなかったため、新鮮に感じられた。 この日はアルヴォ・ペルト80歳の誕生日ということで、またおそらく911への追悼と鎮魂を込めてフラトレスがアンコールで演奏された。クレーメルの演奏を聴きなれていたせいか、それと比較すると攻撃的でない穏やかな静けさが感じられた。

11)09.14 ニコライ・ルガンスキー
  ヤマハホール

●フランク,H.バウアー編曲:前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調Op.18
●シューベルト:ピアノソナタ第19番ハ短調D958 ★★
●グリーグ:抒情小曲集より第1集Op.12-1アリエッタ
     第3集Op.43-1蝶々★
     第8集Op.65-6トロルハウゲンの婚礼の日★★
●チャイコフスキー:ピアノソナタ(大ソナタ)ト長調Op.37★
【アンコール】
●N.メトネル/忘れられた調べ より カンツォーナ・セレナータ
●S.ラフマニノフ/楽興の時 第4番 ホ短調 Op.16
●N.カプースチン/インテルメッツォ ★★★
●P.チャイコフスキー(ラフマニノフ編)/ララバイ Op.16
●F.ショパン/ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2

ロシア人の体力は底知れずなのか?アンコールだけで30分以上演奏していた。 年齢からすると今のルガンスキーはテクニックの冴えと表現の豊かさとのバランスが取れている時期なのだろう。ヤマハホールという小さな器ではもったいない様な気がした。もっと多くの人に聴いてもらえたらいいのに、ということと同時に、決して音響が悪いホールではないけれども、全身に音を浴びるような感覚を味わえるホールが他にある。ステージ前方からの音圧が強い分明瞭な音は聴こえるので、ピアノのレッスンをしている人には聞きやすくていいかもしれない。ヤマハのピアノは芯のある素直な立ち上がりの音をしていたと思う反面、華やかさは少な目だったかも。

12)09.30 ペライア;ハイティンク:LSO 
  川崎ミューザ

●モーツァルト ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
●ブルックナー 交響曲第7番(ノヴァーク版)★★★

ペライアのモーツァルトは美しかったとは思うのだけれど、感動には至らず途中で眠くなってしまった。一方ブルックナーの方は、感動と興奮が押し寄せてきて、圧倒された。正直言ってブルックナーの曲は少し前まで掴みどころがなくて苦手だったのだけれど、チェリビダッケのCDを集中して聴いてから面白さが多少なりとも分かりかけてきた気がする。とにかく音楽の内容を理解できようが、できまいが、生の演奏ではエネルギーの発散と収束がダイナミックに変化して渦巻くさまに魅了される。ワーグナーチューバの不安定な音に多少の戸惑いはあったが、そんなことは些細なことだった。弦楽器も木管楽器も力強く、金管楽器は神々しかったし、炸裂するティンパニーも魅力的だ。ハイティンクは大仰なことはせずとも要所を押さえて精力的な指揮ぶりであった。ブルックナーの交響曲こそ、川崎ミューザが本領を発揮するホールであることを示した。

13)10.04 ハーゲンカルテット&イェルク・ヴィトマン
  トッパンホール

●モーツァルト 弦楽四重奏曲第20番ニ長調K499
          《ホフマイスター》★
●モーツァルト クラリネット五重奏曲イ長調K581 ★★
●ブラームス クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115 ★★

ハーゲンカルテットが優れた演奏家であることは周知のこととして、ヴィトマンについては全く予備知識がなかったけれども、モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲が聴きたくてこの演奏会を楽しみにしていた。期待を裏切らないしっとりとした情感溢れる演奏だった。 ハーゲンカルテットも依然はもっと尖がった音楽を奏でていたと思うが、今回はプログラムのせいもあるかもしれないが、全体的に柔らかさを感じられる演奏だった。

14) 11.14 クリスティアン・テツラフ バッハ無伴奏 ★
  紀尾井ホール
旅行先の青森から向かったので少々疲れていて、寝てしまったらどうしようかと心配しながら席に着いた。2011年の演奏は、いかにもテツラフらしい鋭利な刃物のような切れ味の、鬼気迫るものだったが、今回の演奏は全体的には無理をせず細部まで丁寧に作りこんだ演奏だった。2011年トッパンホールでは2晩に分けて演奏したものを1晩で全曲演奏したのだから、相当疲れたに違いない。最後は少し雑になったところもあったようだけれど、それでも全体としては十分な量感と滑らかな質感をもった石の彫刻を仕上げたかのような達成感があった。

2015年 舞台鑑賞記録(1)

舞台鑑賞記録の一部を。

01) 02.07 名曲全集/後期第105回

シュテファン・アントン・レック:東京交響楽団
オルガン:ルドルフ・ルッツ東京交響楽団
ミューザ川崎 シンフォニーホール
●レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
●バーバー:トッカータ・フェスティーヴァ 作品36
【オルガン アンコール】
●バルトーク:管弦楽のための協奏曲

2014年末のBRの演奏を思い出した。同じ2階席中央で聴いたにもかかわらず、音圧が全く異なる。東京交響楽団が下手でこの日の演奏が特に悪かったとは思わないけれど、このオケは女性奏者が多いせいか音量が足りず迫力不足だったのは否めない。

 

02) 02.26 アンドレアス・オッテンザマー
       ピアノ:ホセ・ガヤルド
   トッパンホール 
●ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ホ長調 Op.48
●ピアソラ:《タンゴの歴史》より 〈ボルデル1900〉〈カフェ1930〉〈ナイトクラブ1960〉
●ガルデル:ポル・ウナ・カベサ ★
●アンヘル・ビジョルド:エル・チョクロ *ピアノ・ソロ
●レオ・ヴェイネル:ペレグの新兵募集の踊り Op.40 ★
●ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120-1 ★★
●レオ・ヴェイネル:2つの楽章
【アンコール】
●テンプルトン:ポケットサイズソナタ第3番
●ガーシュウィン:前奏曲第1番 ★
●テンプルトン:ポケットサイズソナタ第1番

 

03) 03.03 イェフム・ブロンフマン
   トッパンホール
●プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 作品82 ★
                  第7番 変ロ長調 作品83 ★★                   第8番 変ロ長調 作品84 ★★★
【アンコール】
●スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K11 ★★
●ショパン:12の練習曲より 第8曲 ヘ長調 Op.10-8 ★★

04) 03.04 ハーン;サロネン:フィルハーモニア管弦楽団
  サントリーホール
●シベリウス:トゥオネラの白鳥 ★★
●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ★★★
【ヴァイオリン アンコール】
●バッハ:無伴奏パルティータ3番 ジーグ ★★★
●シベリウス:交響曲第5番 作品 ★★
【アンコール】
●シベリウス:悲しきワルツ ★★


05) 03.31 アレクサンドル・メルニコフ
  上野学園石橋メモリアルホール
 東京・春・音楽祭2015 《24の前奏曲》シリーズ
vol.2 ~銘器プレイエル(1910年製)で弾くドビュッシー
●ドビュッシー 前奏曲集第1&2巻 ★★
【アンコール】
●プロコフィエフ 束の間の幻影 より Ridicolosamente
●ラフマニノフ 13の前奏曲 より 第5番 ト長調
●ブラームス 幻想曲 作品116-2 ★
年代物のプレイエルからメルニコフは柔らかな音を紡ぎだし、その音は反響した後もそれぞれの軌跡が見えるようで、ドビュッシーの描く世界を堪能した。そこには強い感情の渦はなく、環境音楽のように情景が次々と流れていくようだった。一方、メランコリーが溢れるブラームスの演奏はお手の物で、今回のプログラム全体を通して微妙な色彩の変化を描くことにかけては優れている。


06) 05.24 庄司紗矢香&カシオーリ
  さいたま芸術劇場音楽ホール
●モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35(27)番 ト長調 KV 379(373a)
●ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 作品30-1
●ストラヴィンスキー:イタリア組曲 ★★
●ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 ★★
【アンコール曲】
●シュニトケ:祝賀ロンド
●シルヴェストロフ:《ヴァイオリンとピアノのためのポスト・スクリプトゥム》より第2楽章
前回この二人のベートーヴェンを聴いたときには、相性が良くないのではないかと思い満足できなかったけれど、今回もベートーヴェンに関しては前回よりはぎこちなさを感じずに聴くことができたかな、という程度だった。しかし後半に入って、近・現代の作品になった途端、二人が自由に呼吸ができ、楽しく聴くことができた。


07) 06.08 ルノー・カプソン&ダヴィッド・カドゥシュ
  トッパンホール
●モーツァルト ヴァイオリンソナタ変ロ長調K454
●ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第7番ハ短調Op.30-2
●シューベルト 幻想曲ハ長調D934 ★★
【アンコール曲】
●クライスラー : 愛の悲しみ ★★
●パラディース : シチリアーナ ★★★
カプソンに関しては、いつ聴いても満足できるクオリティを持っている。ただ、カドゥシュは表現力が弱いというか、前回も今回も準備不足ではないかという気がしている。メインプログラムとして据えたシューベルトの幻想曲はピアノパートも難しいと思うのだけれど、この曲は二人の息が合ってシューベルトらしい妖しく美しい歌が情熱的に繰り広げられた。またアンコールのシチリアーナは美音を満喫させてくれた。彼の演奏会は今回も早めに終了し、幸せな気分で家路に着いた。


08) 06.25 アファナシエフ
  トッパンホール
●J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第1番 ハ長調 BWV846
     / 第8番 変ホ短調 BWV853
     / 第22番 変ロ短調 BWV867
●シルヴェストロフ:オーラル・ミュージック
●シルヴェストロフ:サンクトゥス/ベネディクトゥス
●J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第2巻より★★
         第5番 ニ長調 BWV874
       第7番 変ホ長調 BWV876
       第8番 嬰ニ短調 BWV877
       第9番 ホ長調 BWV878
      第14番 嬰ヘ短調 BWV883
       第16番 ト短調 BWV885
【アンコール】
●ショパン:マズルカ第47番 イ短調 Op.68-2 ★
いつか聴きたいと思っていたアファナシエフの実演にやっと接することができた。独特のリズム感とフレージングが効いてユニーク。 前半は最前列中央で終始居眠りする人のすぐ後ろの席だったため、私も含めてあまり良い気分ではなかったけれど、彼の眠り人は休憩時間に移動させられたようで後半はアファナシエフもノリノリの演奏。盛大な拍手を貰って照れくさそうに笑う様子が印象的だった。

2015年4月18日 (土)

メルニコフ プレイエル ドビュッシー

東京・春・音楽祭―東京のオペラの森2015

≪24の前奏曲≫シリーズ vol.2 ドビュッシー

上野学園 石橋メモリアルホール

2015年3月25日 (水)

「リヒテル エニグマ」モンサンジョン撮影

リヒテル生誕100年記念で上映されたモンサンジョン撮影の映像を見てきた。
バチバチと雑音だらけの上、断片的に挿入される過去の演奏で使われたピアノの音が割れていたり、音程が狂っていたり、ひどいものが多い。それでもなぜか心に残るものがある。シューベルトが好きだとリヒテル本人が言っていたし、グールドも言っていたように、殊にシューベルトが深く心に染み渡るものだった。
芸術家が語る人物像は言葉に棘があることが多い気がするけれども、リヒテルの場合も例外ではないようだが、彼の場合は他人に厳しいだけでなく、自分自身にも厳しくて、最後に人生を振り返った時に自分を肯定しきれないことに、やりきれない思いがした。記憶力に優れているのは楽譜を暗譜するときには役立ったとしても、辛く悲しい出来事や、嫌な気持ちも消し去ることができなかったのだろう。

東京都美術館の帰り、上野公園で桜を見て慰められた。1枚目はコマツオトメ原木とあった。エドヒガンの雑種とのこと。濃いピンク色の花。2枚目は樹種はわからなかったけれど、白っぽい花色。

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上野公園を歩いている人は普段以上に外国人が多かった。今日は風が強く気温も低かったので宴会のグループはまだ少なかったようだ。まだ花開いていない木がほとんどで、来週メルニコフの演奏を聴きに行くときには見頃になっているだろうか。


2015年3月16日 (月)

オッテンザマー、ブロンフマン、ヒラリー・ハーン;サロネン:PO

遅くなったけれど、一応最近聴いたコンサートについて。

トッパンホールにてアンドレアス・オッテンザマーとホセ・ガヤルドの演奏会。

2013年の公演時にも思ったが、この人は実年齢以上に大人の感性を持っていて驚かされる。ブラームスのクラリネット・ソナタでは枯れかけたブラームスの心に浸み込むような暖かで少し翳りのある音色に涙が誘われそうになった。
アルゼンチン出身のピアニストに合わせてタンゴが演奏されたけれど、アンドレアスはどちらかというとジャズに傾いているように感じられた。

同じくトッパンホールで、イェフム・ブロンフマンの戦争ソナタ全曲。

ピアノの演奏会は女性客が多いイメージがあったが、今回は男性客が多かった。
ブロンフマンは技巧に優れ、パワフルで、理論的であるばかりでなく、かなり繊細な抒情性をも兼ね備えていた。6番の出だしで強奏したら、少し音が濁ってしまい、ホールが小さいこともあってかペダルを浅く小刻みに踏み替えていた。戦争ソナタの中では私は7番が好きで、これが実にきりりと引き締まった演奏だった。休憩時間に入念に調律した後半の8番は、クリアに響く音に力強さが増した。6番、7番の初演はリヒテルで8番はギレリスとのことだが、8番こそリヒテルにふさわしいと思わせる演奏だった。アンコールは2曲とも繊細な弱音でしっとりと演奏された。殊にスカルラッティが素晴らしかった。私にはこのプログラム自体リヒテルに捧げられたもののように感じられた。

ブロンフマンの翌日、サロネン:フィルハーモニア管とヒラリー・ハーンのコンサートを聴いた。

1stVn、2ndVn、Va、Vc、Vc後方にCbという配置でチェロが前列にいた。低音が響いてよく聴こえる代わりにとても美しいヴィオラの音が聴き取りにくかった。2年前に聴いたときよりも弦楽器の音がクリアだった。トゥオネラの白鳥でいきなり死の影が濃く描かれて、冷たい空気に広がる静謐さが美しい。

ブラームスの協奏曲でヒラリー・ハーンの登場。彼女の実演を初めて聴いた。丁寧で実に堂々とした男前の演奏だった。一時の感情に流されることがないにもかかわらず、雄大な景色に包まれた解放感と安心感の中に描かれる慈愛が快い。大きなおなかと結婚指輪のせいもあったのだろうか。いずれにしても当代随一のヴァイオリニストの風格だった。
サロネンが作るブラームスは弦楽器の音が明瞭でどちらかというと軽い印象で、所謂ドイツ的な重々しい暗さは無い。シベリウスの交響曲第5番でも白鳥でも寒色系の音で明暗を作り出していて輪郭がはっきりとしている。木管楽器でも金管楽器でも素直な澄んだ音色。そしてティンパニのキレが良くて爽快。
ハーンのアンコール バッハのジーグがまた素晴らしく、音楽の神髄が感じられた。衣装の色そのもの、黄金のミューズが存在した。
このブラームスも良かったけれど、欲を言えば、シベリウスのヴァイオリン協奏曲にして、オール・シベリウス・プログラムにしてほしかったな。

シベリウスの交響曲第5番はこの演奏会の前にカヤヌスとコリンズとオラモのCDを聴いたくらいで聴きなれない音楽。でも一応は予習をしていったつもりだった。しかし、まったく初めて聴いたかのように感じられた。いろんな楽器に活躍の場が与えられて、バルトークの管弦楽のための協奏曲のようだった。
アンコールはまたまた悲しきワルツ。でもとてもいい演奏だった。いい曲なんだね。
サロネンの火の鳥も聴きたかったけれど、体力的に無理。チケット代から言えばP前列(ティンパニ満喫)かLDとかRDなら買いたかった。

2015年3月 6日 (金)

リヒテル全集

今年に入ってから、次々と起きる出来事に翻弄されて肉体的にも精神的にも疲労困憊して、習っている水墨画の筆をとることができないでいる。音楽を聴きながら仕事をするのはもともと苦手で、仕事に集中していると音楽が全く聴こえなくなってしまうので、絵を描くときも音楽は聴かない。

それでも先月からiconRICHTER 14枚組とDECCAのRICHTERコンプリート51枚組のCDを集中的に聴いている。いつになったらすべてを聴き終えるかわからないが、どれをとっても外れがない。

今年はリヒテルの生誕100年でドキュメンタリー・フィルムの上映会や写真展には足を運ぶ予定。メルニコフの演奏も楽しみにしている。

---コンプリート リヒテル---

18/51 ショパンの「舟歌」。2010年所沢でのツィメルマンの演奏を思い出してしまった。あの時は特別だったと思うので私にはツィメルマンがベストだけれど、リヒテルの演奏も生で聴きたかったな。
リストのロ短調ソナタは物凄い迫力で、鬼気迫るものがある。リヒテルの録音はライブ演奏が多いためかたとえミスタッチがあっても気にせずに演奏者の集中力と聴衆の興奮がそのまま聴き取れて引き込まれる。

47/51 1985年録音の「冬の旅」が素晴らしい。ペーター・シュライアーの歌唱はもともと好きだけれど、この「冬の旅」が私の中では一番。ピアノが出しゃばらないのに、単なる伴奏でないところが、リヒテルたる所以か。録音の良さにこだわる人には少し気になるところがあるかもしれないが。

先日トッパンホールで聴いたブロンフマンの演奏を思い浮かべてみると、ブロンフマンの演奏は高速爆音で繰り広げられる超絶技巧による高揚感のみならず、ロマンティシズムがあって感動した。他方リヒテルの場合は、超絶技巧よりもロマンティシズムに比重がかかることが多いと感じられる。もちろん、だからといって決して甘い演奏ではない。

2014年12月24日 (水)

2014年 舞台鑑賞記録

感想も少しは書いたのだが、今年鑑賞した演奏&舞台の記録を簡単に。

01) 01.09 ニューイヤーコンサート
    トッパンホール 

02) 01.23 クリスティアン・ツィメルマン ★
     フィリアホール 
   ●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 作品109
               第31番 変イ長調 作品110
               第32番 ハ短調 作品111

03) 03.15 北村朋幹 
     彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
   ●シューマン:4つのフーガ 作品72
   ●ベリオ:セクエンツァ IV ★★
   ●スクリャービン:ソナタ第10番 作品70
   ●ベートーヴェン:ソナタ第29番 変ロ長調 作品106
                          「ハンマークラヴィーア」
   【アンコール曲】
   J. S. バッハ:《シンフォニア(3声のインヴェンション)》より
                     第11番 ト短調 BWV 797
   ベートーヴェン:《11の新しいバガテル》作品119より
                     第11番 変ロ長調

04) 03.20 パリ・オペラ座「椿姫」 ★★ 
     東京文化会館 
     演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
     指揮:ジェームズ・タグル
     ピアノ:エマニュエル・ストロセール、
    フレデリック・ヴェス=クニテール
     マルグリット:オレリー・デュポン
     アルマン:エルヴェ・モロー
     デュヴァル:ミカエル・ドナール 

05) 04.05 能
    よみうり大手町ホール

06) 04.08 レイフ・オヴェ・アンスネス
     武蔵野市民文化会館 小ホール
    ●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 op.22
    ●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101
    ●ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲 op.34
    ●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57「熱情」
    【アンコール】
   ベートーヴェン:「7つのバカテル」より第1番
                         「ピアノ・ソナタ第22番 op.54」より第2楽章  ★★

07) 04.18  クレーメル;デイヴィッド・ジンマン
             :チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
     サントリーホール
    ●ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
    【ヴァイオリン アンコール】
     イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調『バラード』★★★
    ●ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op. 68
    【アンコール】
    ブラームス:ハンガリー舞曲第1番

08) 06.10 コパチンスカヤ ピアノ:リフシッツ
    トッパンホール 
   ●C.P.E.バッハ:幻想曲 嬰ヘ短調 Wq80
   ●シマノフスキ:神話―3つの詩 Op.30
                       アレトゥーザの泉/ナルシス/ドリアードとパン
   ●シェーンベルク:幻想曲 Op.47
   ●プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80 ★★

  
09) 07.20 アリーナ・コジョカル〈ドリーム・プロジェクト2014〉
     ゆうぽうとホール
  ◆第1部◆
  ●「オープニング」
    振付:ペタル・ミラー=アッシュモール
  音楽:アレクサンドル・グラズノフ
   アリーナ・コジョカル
   オヴィデュー・マテイ・ヤンク、ロベルト・エナシェ、堀内尚平、
   クリスティアン・プレダ、ルーカス・キャンベル
  ●「エスメラルダ」
     振付:マリウス・プティパ
  音楽:チェーザレ・プーニ
  日高世菜、ダヴィッド・チェンツェミエック
  ●「ラプソディー」より  ★★★
     振付:フレデリック・アシュトン
    音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
     吉田都、スティーヴン・マックレー
  ●「HETのための2つの小品」
     振付:ハンス・ファン・マーネン
    音楽:エリッキ=スヴェン・トゥール、アルヴォ・ペルト
     ユルギータ・ドロニナ、イサック・エルナンデス
  ●「眠れる森の美女」より グラン・パ・ド・ドゥ
      振付:マリウス・プティパ
    音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
      ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンダギロフ
  ●〈本日の特別プログラム〉 「アイ・ガット・リズム」
      振付:スティーヴン・マックレー
     音楽:ジョージ・ガーシュウィン
      スティーヴン・マックレー
  ●リリオム」より ベンチのパ・ド・ドゥ ★
     振付:ジョン・ノイマイヤー
    音楽:ミシェル・ルグラン
     アリーナ・コジョカル、カーステン・ユング
  ◆第2部◆
  ●「白鳥の湖」 第2幕より ★
     振付:レフ・イワーノフ
    音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
     アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー
     東京バレエ団
  ◆第3部◆
  ●「海賊」 ディヴェルティスマン
     振付:マリウス・プティパ
    音楽:リッカルド・ドリゴ
     アリーナ・コジョカル、ユルギータ・ドロニナ、日高世菜、
     ローレン・カスバートソン、ヨハン・コボー、
  スティーヴン・マックレー、ダヴィッド・チェンツェミエック、
     ワディム・ムンタギロフ、イサック・エルナンデス

10) 07.31  エトワール・ガラ Aプロ
  オーチャードホール
 ●『ジュエルズ』より“ダイヤモンド”
   振付:バランシン
   ローラ・エケ、オードリック・ベザール
 ●『マノン』第1幕よりデ・グリューのヴァリエーションとパ・ド・ドウ
   振付:マクミラン
   アザベル・シアラヴォラ、フリーデマン・フォーゲル
 ●『白鳥の湖』第2幕よりアダージョとヴァリエーション ★★
   振付:ヌレエフ
   アマンディーヌ・アルビッソン、マチュー・ガニオ
 ●『マーラー交響曲第3番』より ★★★
   振付:ノイマイヤー
   シルヴィア・アッツオーニ、アレクサンドル・リアブコ
 ●「3つの前奏曲」
   振付:ベン・スティーブソン
   ドロテ・ジルベール、オードリック・ベザール
   ピアノ:金子三勇士
 ●「月の光」
   振付:イリ・ブベニチェク
   エルヴェ・モロー
   ピアノ:金子三勇士
 ●『オネーギン』より“鏡のパ・ド・ドゥ” ★★
   振付:クランコ
   アマンディーヌ・アルビッソン、フリーデマン・フォーゲル
 ●『アルルの女』より ★★★
   振付:プティ
   シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ
 ●『イン・ザ・ナイト』 ★
   振付:ロビンズ
   イザベル・シアラヴォラ、バンジャマン・ペッシュ
   ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ
   ローラ・エケ、エルヴェ・モロー

11) 08.08 ロイヤル・エレガンスの夕べ ★
  日本青年館

12) 08.23 フォレスタ×日本フィル:大友直人
  大宮ソニックシティ

13) 10.01 アルカント・カルテット
  トッパンホール
 ●シューベルト:弦楽四重奏曲第12番 ハ短調 D703 《四重奏断章》
 ●ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 ト短調 Op.37-2 G362
 ●シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956 ★★★
  【アンコール】
  ボッケリーニ 弦楽五重奏曲 ト短調 第4楽章 ★★★

14) 10.07 テツラフ・カルテット
  紀尾井ホール
 ●モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 KV421
 ●ヴィトマン:弦楽四重奏曲第3番「狩りの四重奏曲」 ★
 ●ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op. 132 ★★
  【アンコール】
  ハイドン:弦楽四重奏曲第33番ト短調
        Op.20-3より第2楽章メヌエット

15) 10.15 ゲルギエフ:マリインスキー
  サントリーホール
 ●ストラヴィンスキー:火の鳥 ★★
          ペトルーシュカ ★★★
          春の祭典 ★★★
 【アンコール】
  リャードフ :バーバ・ヤガー

16) 11.05 ティル・フェルナー
  トッパンホール
 ●モーツァルト:ロンド イ短調 K511
 ●J.S.バッハ:平均律第2巻より第5番BWV874
              第6番 BWV875
              第7番 BWV876
              第8番 BWV877
 ●ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI-37 ★
 ●シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6 ★★
  【アンコール】
  リスト : 《巡礼の年 第1年 スイス》より
                 第2曲 ワレンシュタット湖畔で ★★★

17) 11.07 華麗なるオペラアリアの熱演!
  東京オペラシティ コンサートホール
  幸田浩子(S)、福井敬(T)、堀内康雄(Br)
  ヴィンチェンツォ・スカレーラ(Pf)
 ●プッチーニ「ラ・ボエーム」より
    二重唱“ああミミ、君はもう戻ってこない” 福井、堀内
 ●グノー「ロメオとジュリエット」より
    “私は夢に生きたい” 幸田 
 ●ロッシーニ「ウイリアム・テル」より
    “動くんじゃないぞ” 堀内
 ●ベッリーニ“清教徒”より ★
    “あなたの優しい声が” 幸田 
 ●ヴェルディ「ルイザ・ミラー」より ★★
    “穏やかな夜には” 福井
 ●ドニゼッティ「ルチア」より
    二重唱“そばに寄れ、ルチア”
 ●マスネ「ウェルテル」より
    “春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか”
 ●ベッリーニ「清教徒」より
    “ああ、永遠におまえを失ってしまった”
 ●ヴェルディ「リゴレット」より ★
    “慕わしい人の名は” 幸田、福井
 【アンコール】
  トスティ:君なんかもう 堀内
  マスカーニ:アヴェ・マリア 幸田 ★★
  小林秀雄:落葉松 福井
  ヴェルディ:乾杯の歌 福井、幸田、堀内 ★

18) 11.09 バンジャマン・ミルピエ L.A.ダンス・プロジェクト
  さいたま芸術劇場
  『リフレクションズ』振付:ミルピエ
  『モーガンズ・ラスト・チャグ』振付:エマニュエル・ガット ★
  『クインテット』振付:フォーサイス

19) 11.21 ツィメルマン;ヤンソンス:BRSO
  川崎ミューザ
 ●ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ★★
 ●ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」-ラヴェル編曲 ★
  【アンコール】
  ヨハン・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ ★
  ドヴォルザーク:スラブ舞曲第15番 ★★

20) 11.24 ツィメルマン;ヤンソンス:BRSO
  サントリーホール
 ●ブラームス:ピアノ協奏曲 ★
 ●ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」★★
  【アンコール】
  グリーク:ペール・ギュントより ソルヴェイグの歌 ★★
 
21) 12.03 ボリショイ劇場「ラ・バヤデール」★★★
  東京文化会館
  ザハロワ、ラントラートフ、アレクサンドロワ、ロジキン、

22) 12.11 クリスティアン・テツラフ;P.ヤルヴィ:ドイツカンマーフィル
  東京オペラシティ コンサートホール
 ●ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a ★
 ●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 ★★★
 ●ブラームス:交響曲第2番ニ長調 ★★★
  【アンコール】
  ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番
           ハ長調 BWV1005より「ラルゴ」
  ・ブラームス:ハンガリー舞曲 第3番 ヘ長調 ★
  ・ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 ト短調

*******************************

サントリーホール            3
東京文化会館 大ホール         2
川崎ミューザ              1
東京オペラシティ コンサートホール   2
さいたま芸術劇場 音楽ホール      1
大ホール       1
トッパンホール             4
紀尾井ホール              1
フィリアホール             1 
武蔵野市民文化会館 小ホール      1
オーチャードホール           1
日本青年館               1
ゆうぽうとホール            1
よみうり大手町ホール          1
大宮ソニックシティ           1

2014年10月16日 (木)

ゲルギエフのストラヴィンスキー・バレエ・ナイト

2014.10.15 サントリーホール

指揮:ワレリー・ゲルギエフ
演奏:マリインスキー歌劇場管弦楽団

火の鳥(1910年 全曲版)
ペトルーシュカ(1911年 原典版)
春の祭典
【アンコール】
リャードフ:バーバ・ヤガー

楽しかった~!ストラヴィンスキー最高!!
ゲルギエフありがとう、マリインスキーの皆様お疲れ様。なかなかニコニコしないと思っていたロシア人のイメージがちょっと変わった。
2階C席前列は全体が良く見えて誰かの頭で死角ができることもなくて好き。音はもっとダイレクトに聞こえる1階席の真ん中のほうが好きだけど、実際にはいろいろな席を買って節約兼聴き比べしてる(つもり)。

火の鳥では、バンダのトランペットとオーボエ、ファゴットの演奏が美しかった。タンバリンの人のパフォーマンスには目が釘付け。火の鳥って、あんな叩き方するものなの?初めて見た。聴きなれないせいか少し長すぎたかも。演奏前は火の鳥はヴィシニョーワのイメージを想像していたけれど、赤というよりも黄色みを帯びた白い光の移動のように感じられた。

今回のペトルーシュカは私の中では1990年のパリ・オペラ座公演「ディアギレフの夕べ」のイメージだった。ビデオを一度見ただけなので、どんな演奏だったか具体的には覚えていないけれども、洗練され過ぎたお洒落な演奏ではないことでお祭りの猥雑さをうまく引き出していたと思う。最後シンバルがバンッ。と決まって気持ち良い。

春の祭典はもともと好きな曲だけれど、こんなにいろいろな音が聴こえてきたのは初めて。これで、弦楽器がもっとクリアに響いたらもっと迫力が出たんだろうなぁ。でもそんなことよりなによりも、木管楽器が巧くて、いつ息継ぎしたのか、しないのかわからない。金管も頑張ってたし、ティンパニが格好いい。ティンパニ二台と大太鼓のシンクロも素晴らしい。聴いてるだけで体温が1度上がった気がする。暑くなって、スカーフを外した。

アンコールのバーバ・ヤガーって、ムソルグスキーの展覧会の絵しか知らなかったので調べたら、「そもそもバレエ・リュスの公演で“火の鳥”の構想を立てた時、ディアギレフはリャードフに作曲依頼したのに、完成しなかったのでストラヴィンスキーに依頼してフォーキンと共に完成させた」とwikiに書いてあった。ゲルギエフ、センスいいね。

当初ジャパン・アーツの案内を見ただけで、これは絶対に行こう、と思ったコンサート。同じように魅力を感じた人が多かったようで、チケットは売り切れで当日券なし。(でももったいないことに実際には空席が少しだけどあった)このコンサートは他の海外オーケストラ公演に比べると料金が割安だったし、実際に聴いてもお得に感じられた。

同じサントリーホールでの公演S席で比較すると
パリ管    2013       27,000円 ○
ウィーンフィル         35,000円 △
フィルハーモニア管弦楽団 22,000円 ○
バイエルン 2014       32,000円 期待大
バイエルン 2012 第9以外 27,000円 ◎
今回のマリインスキー        19,000円 ◎
今年のオペラシティ ドイツ・カンマー・フィル13,000円
             (これもお得公演) 期待大

バレエだと
オーケストラを帯同するボリショイ劇場  東京文化会館
                             22,000円
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 東京文化会館
パリ・オペラ座                    25,000円
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 東京文化会館
コヴェント・ガーデン(英国ロイヤル・バレエ団)22,000円

ちなみに配られたリーフレットによると来年6月にトリフォニーでの新日本フィルによるストラヴィンスキー3大バレエ音楽7,200円。これをお手頃と考えれば魅力的だけれど、秋山さんの手腕や如何に。

著名人が来ていたと散見するけど、私はバッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木優人さんを見かけた。

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