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2016年1月

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元日初詣に行ったら梅が咲いていた。

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謹賀新年

明けましておめでとうございます。Img_3992s
昨年同様時々更新するつもりです。

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2015年 舞台鑑賞記録(3)

15) 11.15 ピレシュ ★★★
さいたま芸術劇場 音楽ホール
●シューベルト:4手のためのアレグロ イ短調 D 947
                        「人生の嵐」
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110 [ピリス]
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 作品53
        「ヴァルトシュタイン」[グーアン]
●シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D 940
【アンコール】
●クルターグ:《遊び 第3集》より
              〈シューベルトへのオマージュ〉

グーアンはテクニックには問題ないし、十分聴かせることのできる表現力もあると思う。でも、やはりピリスのもつ芸術性の前には赤子同然だった。ベートーヴェンのソナタ31番における迫力たるやアルゲリッチ、ポリーニやツィメルマンに勝るとも劣らないもので、あの小柄な身体のどこにあれだけのパワーが秘められているのかと不思議に思った。
特に、2日前11月13日にあったパリの同時多発テロ事件(その真相はともかく100名以上の人が亡くなった)の直後であったためか、沈鬱な嘆きの歌の後のゴーン、ゴーンと鳴り響く鐘の音は激しい怒りの表出でもあった。その感情の渦に巻き込まれて、なす術もなくただ茫然とし、涙が落ちるままだった。
最前列で見るピリスの顔は、非常に個人的なことで恐縮だけれども、在りし日の祖母の顔にそっくりで、余計に私の心が揺さぶられたのだった。

16) 11.26 マリインスキー劇場 バレエ「ジュエルズ」
    アレクセイ・レプニコフ:マリインスキー管弦楽団
文京区シビックホール
●エメラルド ★
 ヴィクトリア・マクラスノクーツカヤ  アレクサンドル・セルゲーエフ
 ヴィクトリア・ブリリョーワ  ローマン・ベリャコフ
 ナデージダ・ゴンチャール  スヴェトラーナ・イワノワ
 エルネスト・ラティポフ
●ルビー ★★★
   ナデージダ・バトーエワ キミン・キム
   エカテリーナ・コンダウローワ
   デニス・ザイネトジノフ ワシリー・トカチェンコ
ヤロスラフ・バイボルディン アレクセイ・ネドヴィガ
●ダイヤモンド ★★
   クリスティーナ・シャプラン ティムール・アスケロフ
   エレーナ・アンドローソワ エカテリーナ・イワンニコワ
   ディアナ・スミルノワ ズラータ・ヤリニチ
   ローマン・ベリャコフ ヤロスラフ・プシュコフ
   アンドレイ・ソロヴィヨフ アレクセイ・チュチュンニック

バレエを見る回数が少なかった2015年だけれどこれは見に来て良かった。まず、マリインスキー管弦楽団は2軍だろうか、3軍だろうかと心配したけれど、バレエの公演でこれだけの演奏を聴けることは非常に珍しい。特にストラヴィンスキー、チャイコフスキーはさすがにお国ものだけあり、音楽だけでも十分聴ける出来栄え。ボリショイ劇場もバレエ公演時に劇場オケを同伴するが、オケの実力ではさすがにマリインスキーの方が上手だった。新国立劇場バレエ公演における東京フィルの演奏も立派なので、他のバレエ団もこれらに負けないような演奏をしてほしいものだ。 舞台美術と衣装も美しい。英国ロイヤルとかパリ・オペラ座の様な豪華なセットではないのに、シンプルでありながら安っぽくならないところがさすが。
エメラルドは特に可もなく不可もなくというところ。
ルビーはバトーエワの柔かくしなる肢体と俊敏な動きが素晴らしく、コケティッシュな表情に魅了されっぱなし。キムも体つきは少し貧弱だけれど、バトーエワのパートナーを立派に務めた。それにコンダウローワがストラヴィンスキーのジャズィーな曲調に合わせて大輪の花が舞っているようだった。この三人の華やかさと音楽のノリの良さが相まって、当初はヴィシニョーワで見られなくて残念だと思っていたのに、結果的にこれまで見たルビーの中で最も印象的なものとなった。
ダイヤモンドはいかにもマリインスキーらしい、正統派の白のバレエの決定版ともいうべき端正な美しさだった。

17) 11.29 ツィメルマン ★
所沢ミューズ アークホール
後述

18) 12.09 ギエム ラスト ★
川口りりあ 大ホール
後述

12.11 ツィメルマン
東京文化会館 中止

 

12.16 ボリショイ・バレエ・inシネマ 「くるみ割り人形」
アンナ・ニクーリナ デニス・ロヂキン
アンドレイ・メルクーリエフ ヴィターリー・ビクティミロフ

これは映画だけれど、家のTVで見るのとは映像も特に音の迫力が違うので3000円払うだけの価値はある。
ニクーリナもロヂキンも若くて美しいから、この演目にふさわしい。メルクーリエフもドロッセルマイヤー役とはいえ、まだまだ踊れる。それにこの演出は子供っぽくないので、最後まで楽しめた。「椿姫」が上映される1/13はツィメルマンのリサイタルがあり、ザハロワとチュージンが見られないのは残念。再上映があるといいのだけれど。「じゃじゃ馬ならし」と「ドン・キホーテ」はぜひ見たい。

19) バッハコレギウムジャパン
  さいたま芸術劇場 音楽ホール

●ヘンデル オラトリオ ★★

後述

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2015年 舞台鑑賞記録(2)

09) 07.11 アンサンブル・ウィーン・ベルリン ★
  さいたま芸術劇場音楽ホール
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
クレメンス・ホラーク(オーボエ)
アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
リヒャルト・ガラー(ファゴット)
シュテファン・ドール(ホルン)
●ハイドン:ディヴェルティメント
●メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》木管五重奏版
●ドヴォルジャーク:《スラヴ舞曲集》より
●バーバー:夏の音楽 作品31
●デリベラ:アイレス・トロピカレス
●ガーシュウィン:《ポーギーとベス》木管五重奏版
【アンコール曲】
●ドヴォルジャーク(シェーファー編曲)
                       :《弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調》作品96
                         「アメリカ」より 第3楽章

連日徹夜に近い状態で疲れがたまっている時期だったので、もしかして演奏中に寝ちゃったらどうしようかと一抹の不安を抱えていた。しかし全くの杞憂だった。楽しかった~!!一気に疲れが吹き飛んだ。 オーボエがジョナサン・ケリーからクレメンス・ホラークへの変更になったせいか、オーボエが少々おとなしく感じられたのと、オッテンザマーが一番若いのでスタンドプレーがなかったせいで、アンサンブルとしてはうまくまとまっていた。普段はあまり目立つことの少ないファゴットの音が一際美しく響いて印象的だった。

10)  09.11 アントン・バラホフスキー;ナジ=タカーチ
       :紀尾井シンフォニエッタ東京
  紀尾井ホール

【紀尾井シンフォニエッタ東京第101回定期演奏会】
●ベートーヴェン:劇音楽「シュテファン王」序曲Op.117
●チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35 ★
●メンデルスゾーン:交響曲第5番二長調Op.107「宗教改革」★★
【ソリストアンコール】
●チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」より
          第2幕レンスキーのアリア「青春は遠く過ぎ去り」★
【オーケストラアンコール】
●ペルト フラトレス ★

バラホフスキーの名を初めて知ったのは、ハンブルクバレエ「人魚姫」でのソロ演奏。これがとても良くて、難しそうなアウエルバッハの曲が素直に心に響いたのを覚えている。今回コンサートマスターとしてではなく彼がソロ演奏するということでぜひ聴いてみたいと思った。また、指揮がタカーチ=ナジとあって興味を惹かれた。タカーチSQのバルトーク弦楽四重奏曲のCDは84年版も96年版も好きだし、アンドラーシュ=シフとのブラームスピアノ五重奏曲も好きだ。でもタカーチ=ナジの演奏を生で聴いたことはない。演奏曲目が別のものだったら良かったのにと思いつつ、興味本位でチケットを買った演奏会だった。 少し早く四ツ谷についてのんびりとお堀に沿って歩いていたら、ニューオオタニの方からタカーチ=ナジとコンサートマスターの千々岩さんと思しき二人連れが歩いて来るのが見えた。ナジは髪が薄くなったとはいえ長身で素敵だった。いつも大きいなと感じるバラホフスキーとステージで並んでも、さほど身長は違わなかった。 紀尾井シンフォニエッタは室内オケとは思えないほど音量が豊かで、室内オケだからこそのアンサンブルの良さがあって心地よい。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は特に好きな曲ではないけども、バラホフスキーの演奏はソリストとして目立ちすぎることなく、無難ではあるけれども凡庸な演奏ではなかったため、新鮮に感じられた。 この日はアルヴォ・ペルト80歳の誕生日ということで、またおそらく911への追悼と鎮魂を込めてフラトレスがアンコールで演奏された。クレーメルの演奏を聴きなれていたせいか、それと比較すると攻撃的でない穏やかな静けさが感じられた。

11)09.14 ニコライ・ルガンスキー
  ヤマハホール

●フランク,H.バウアー編曲:前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調Op.18
●シューベルト:ピアノソナタ第19番ハ短調D958 ★★
●グリーグ:抒情小曲集より第1集Op.12-1アリエッタ
     第3集Op.43-1蝶々★
     第8集Op.65-6トロルハウゲンの婚礼の日★★
●チャイコフスキー:ピアノソナタ(大ソナタ)ト長調Op.37★
【アンコール】
●N.メトネル/忘れられた調べ より カンツォーナ・セレナータ
●S.ラフマニノフ/楽興の時 第4番 ホ短調 Op.16
●N.カプースチン/インテルメッツォ ★★★
●P.チャイコフスキー(ラフマニノフ編)/ララバイ Op.16
●F.ショパン/ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2

ロシア人の体力は底知れずなのか?アンコールだけで30分以上演奏していた。 年齢からすると今のルガンスキーはテクニックの冴えと表現の豊かさとのバランスが取れている時期なのだろう。ヤマハホールという小さな器ではもったいない様な気がした。もっと多くの人に聴いてもらえたらいいのに、ということと同時に、決して音響が悪いホールではないけれども、全身に音を浴びるような感覚を味わえるホールが他にある。ステージ前方からの音圧が強い分明瞭な音は聴こえるので、ピアノのレッスンをしている人には聞きやすくていいかもしれない。ヤマハのピアノは芯のある素直な立ち上がりの音をしていたと思う反面、華やかさは少な目だったかも。

12)09.30 ペライア;ハイティンク:LSO 
  川崎ミューザ

●モーツァルト ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
●ブルックナー 交響曲第7番(ノヴァーク版)★★★

ペライアのモーツァルトは美しかったとは思うのだけれど、感動には至らず途中で眠くなってしまった。一方ブルックナーの方は、感動と興奮が押し寄せてきて、圧倒された。正直言ってブルックナーの曲は少し前まで掴みどころがなくて苦手だったのだけれど、チェリビダッケのCDを集中して聴いてから面白さが多少なりとも分かりかけてきた気がする。とにかく音楽の内容を理解できようが、できまいが、生の演奏ではエネルギーの発散と収束がダイナミックに変化して渦巻くさまに魅了される。ワーグナーチューバの不安定な音に多少の戸惑いはあったが、そんなことは些細なことだった。弦楽器も木管楽器も力強く、金管楽器は神々しかったし、炸裂するティンパニーも魅力的だ。ハイティンクは大仰なことはせずとも要所を押さえて精力的な指揮ぶりであった。ブルックナーの交響曲こそ、川崎ミューザが本領を発揮するホールであることを示した。

13)10.04 ハーゲンカルテット&イェルク・ヴィトマン
  トッパンホール

●モーツァルト 弦楽四重奏曲第20番ニ長調K499
          《ホフマイスター》★
●モーツァルト クラリネット五重奏曲イ長調K581 ★★
●ブラームス クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115 ★★

ハーゲンカルテットが優れた演奏家であることは周知のこととして、ヴィトマンについては全く予備知識がなかったけれども、モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲が聴きたくてこの演奏会を楽しみにしていた。期待を裏切らないしっとりとした情感溢れる演奏だった。 ハーゲンカルテットも依然はもっと尖がった音楽を奏でていたと思うが、今回はプログラムのせいもあるかもしれないが、全体的に柔らかさを感じられる演奏だった。

14) 11.14 クリスティアン・テツラフ バッハ無伴奏 ★
  紀尾井ホール
旅行先の青森から向かったので少々疲れていて、寝てしまったらどうしようかと心配しながら席に着いた。2011年の演奏は、いかにもテツラフらしい鋭利な刃物のような切れ味の、鬼気迫るものだったが、今回の演奏は全体的には無理をせず細部まで丁寧に作りこんだ演奏だった。2011年トッパンホールでは2晩に分けて演奏したものを1晩で全曲演奏したのだから、相当疲れたに違いない。最後は少し雑になったところもあったようだけれど、それでも全体としては十分な量感と滑らかな質感をもった石の彫刻を仕上げたかのような達成感があった。

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2015年 舞台鑑賞記録(1)

舞台鑑賞記録の一部を。

01) 02.07 名曲全集/後期第105回

シュテファン・アントン・レック:東京交響楽団
オルガン:ルドルフ・ルッツ東京交響楽団
ミューザ川崎 シンフォニーホール
●レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
●バーバー:トッカータ・フェスティーヴァ 作品36
【オルガン アンコール】
●バルトーク:管弦楽のための協奏曲

2014年末のBRの演奏を思い出した。同じ2階席中央で聴いたにもかかわらず、音圧が全く異なる。東京交響楽団が下手でこの日の演奏が特に悪かったとは思わないけれど、このオケは女性奏者が多いせいか音量が足りず迫力不足だったのは否めない。

 

02) 02.26 アンドレアス・オッテンザマー
       ピアノ:ホセ・ガヤルド
   トッパンホール 
●ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ホ長調 Op.48
●ピアソラ:《タンゴの歴史》より 〈ボルデル1900〉〈カフェ1930〉〈ナイトクラブ1960〉
●ガルデル:ポル・ウナ・カベサ ★
●アンヘル・ビジョルド:エル・チョクロ *ピアノ・ソロ
●レオ・ヴェイネル:ペレグの新兵募集の踊り Op.40 ★
●ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120-1 ★★
●レオ・ヴェイネル:2つの楽章
【アンコール】
●テンプルトン:ポケットサイズソナタ第3番
●ガーシュウィン:前奏曲第1番 ★
●テンプルトン:ポケットサイズソナタ第1番

 

03) 03.03 イェフム・ブロンフマン
   トッパンホール
●プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番 イ長調 作品82 ★
                  第7番 変ロ長調 作品83 ★★                   第8番 変ロ長調 作品84 ★★★
【アンコール】
●スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K11 ★★
●ショパン:12の練習曲より 第8曲 ヘ長調 Op.10-8 ★★

04) 03.04 ハーン;サロネン:フィルハーモニア管弦楽団
  サントリーホール
●シベリウス:トゥオネラの白鳥 ★★
●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ★★★
【ヴァイオリン アンコール】
●バッハ:無伴奏パルティータ3番 ジーグ ★★★
●シベリウス:交響曲第5番 作品 ★★
【アンコール】
●シベリウス:悲しきワルツ ★★


05) 03.31 アレクサンドル・メルニコフ
  上野学園石橋メモリアルホール
 東京・春・音楽祭2015 《24の前奏曲》シリーズ
vol.2 ~銘器プレイエル(1910年製)で弾くドビュッシー
●ドビュッシー 前奏曲集第1&2巻 ★★
【アンコール】
●プロコフィエフ 束の間の幻影 より Ridicolosamente
●ラフマニノフ 13の前奏曲 より 第5番 ト長調
●ブラームス 幻想曲 作品116-2 ★
年代物のプレイエルからメルニコフは柔らかな音を紡ぎだし、その音は反響した後もそれぞれの軌跡が見えるようで、ドビュッシーの描く世界を堪能した。そこには強い感情の渦はなく、環境音楽のように情景が次々と流れていくようだった。一方、メランコリーが溢れるブラームスの演奏はお手の物で、今回のプログラム全体を通して微妙な色彩の変化を描くことにかけては優れている。


06) 05.24 庄司紗矢香&カシオーリ
  さいたま芸術劇場音楽ホール
●モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35(27)番 ト長調 KV 379(373a)
●ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 作品30-1
●ストラヴィンスキー:イタリア組曲 ★★
●ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 ★★
【アンコール曲】
●シュニトケ:祝賀ロンド
●シルヴェストロフ:《ヴァイオリンとピアノのためのポスト・スクリプトゥム》より第2楽章
前回この二人のベートーヴェンを聴いたときには、相性が良くないのではないかと思い満足できなかったけれど、今回もベートーヴェンに関しては前回よりはぎこちなさを感じずに聴くことができたかな、という程度だった。しかし後半に入って、近・現代の作品になった途端、二人が自由に呼吸ができ、楽しく聴くことができた。


07) 06.08 ルノー・カプソン&ダヴィッド・カドゥシュ
  トッパンホール
●モーツァルト ヴァイオリンソナタ変ロ長調K454
●ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ第7番ハ短調Op.30-2
●シューベルト 幻想曲ハ長調D934 ★★
【アンコール曲】
●クライスラー : 愛の悲しみ ★★
●パラディース : シチリアーナ ★★★
カプソンに関しては、いつ聴いても満足できるクオリティを持っている。ただ、カドゥシュは表現力が弱いというか、前回も今回も準備不足ではないかという気がしている。メインプログラムとして据えたシューベルトの幻想曲はピアノパートも難しいと思うのだけれど、この曲は二人の息が合ってシューベルトらしい妖しく美しい歌が情熱的に繰り広げられた。またアンコールのシチリアーナは美音を満喫させてくれた。彼の演奏会は今回も早めに終了し、幸せな気分で家路に着いた。


08) 06.25 アファナシエフ
  トッパンホール
●J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第1番 ハ長調 BWV846
     / 第8番 変ホ短調 BWV853
     / 第22番 変ロ短調 BWV867
●シルヴェストロフ:オーラル・ミュージック
●シルヴェストロフ:サンクトゥス/ベネディクトゥス
●J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集第2巻より★★
         第5番 ニ長調 BWV874
       第7番 変ホ長調 BWV876
       第8番 嬰ニ短調 BWV877
       第9番 ホ長調 BWV878
      第14番 嬰ヘ短調 BWV883
       第16番 ト短調 BWV885
【アンコール】
●ショパン:マズルカ第47番 イ短調 Op.68-2 ★
いつか聴きたいと思っていたアファナシエフの実演にやっと接することができた。独特のリズム感とフレージングが効いてユニーク。 前半は最前列中央で終始居眠りする人のすぐ後ろの席だったため、私も含めてあまり良い気分ではなかったけれど、彼の眠り人は休憩時間に移動させられたようで後半はアファナシエフもノリノリの演奏。盛大な拍手を貰って照れくさそうに笑う様子が印象的だった。

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