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クリスティアン・テツラフ ソロリサイタル2

日曜日の昼間の公演は客席に先日程の集中力は足りなかったようで、客席の雑音が少し気になった。そのせいか、前半バッハのソナタ&パルティータ1番では、先日の方が神懸かっていたように思う。とはいっても、特にパルティータでは随所に装飾音を織り交ぜ独特のリズム感を作り出していて楽しかった。

後半のバルトークは素晴らしかった。バッハの音楽が神との交信であるとするなら、バルトークの描く世界は様々な自然&超自然界との交信によって描かれる仄暗い闇の世界なのになぜか恐ろしく感じられない。バルトークの無伴奏はこれまでメニューインとテツラフのCDでしか聴いたことがなかったが、年老いたメニューインの演奏の方が人間の孤独と悲哀の中にも温かみがあって好きだったけれど、この日のテツラフの演奏はテクニックの冴えはもちろん彼自身の録音とは異なる人肌の温かみがあった。アンコールのバッハ無伴奏ソナタ2番アンダンテ、ゆっくりと優しく響くその音楽に癒された。

今日のプログラムを見たときから演奏時間が短いだろうと思っていたが、濃密な演奏に後半は聴衆も魅入られたようで、最後の音の余韻を十分堪能できて良かった。今度また来てくれるかしら。。。

2011.05.15 15:00 トッパンホール

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