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2006年以前映画観賞記録

コーリング』
 
 

原題『Dragonfly』 (2002)

ケヴィン・コスナー主演の映画。
この映画を思い出したのは、社会的使命感に燃える身重の妻が開発途上国に旅立ち、彼の地で不慮の死を遂げる。その夫が、妻の死の真相を探るために困難に立ち向かい、遂には真相を探り当てるという話が『ナイロビの蜂』と似ているなと思ったから。

ただこちらは全体的に暗く、盛り上がりに欠けるきらいあり。
キャシー・ベイツは出てくるだけで存在感十分で、そこだけは良かったかな。

ケヴィン・コスナーは演技派というわけではないので、『ティン・カップ』とか『ボディガード』とか『ダンス・ウィズ・ウルブス』のように俳優の体を張った表現が活きるものだといいと思う。

『セントラル・ステーション』
 
 

CENTRAL DO BRASIL 1998年・ブラジル
〔製作〕アーサー・コーン、マルティーヌ・ド・クレモン・トネール
〔監督・原案〕ウォルター・サレス
〔脚本〕ジョアン・エマヌエル・カルネイロ、マルコス・ベルンステイン
〔撮影〕ヴァルテル・カルバーリョ
〔音楽〕アントニオ・ピント、ジャック・モルランボーム
〔出演〕フェルナンダ・モンテネグロ、マリリア・ペーラ、ヴィニシウス・デ・オリヴェイラ ほか

NHK・BS放送のサンダンス・NHK国際映像作家賞特集で見た。
監督のウォルター・サレスはブラジル人で、モーターサイクル・ダイアリーズとかダークウォーターとかを撮っている人です。
この『セントラル・ステーション』大変よくできた脚本で感心しましたが、独特の淡々とした乾いた映像と主演女優フェルナンダ・モンテネグロの好演が光ってました。
ブラジルの貧困を映し出した映像には正直驚きました。だからこんな社会派の映画を撮る監督が生まれるのでしょう。
今日観た『ナイロビの蜂』はアフリカを題材にした『遠い夜明け』や『ホテル・ルワンダ』よりもむしろこの『セントラル・ステーション』を思い起こさせました。それは映像の切り取り方と乾いた感じのせいなのだと思います。

ところで蛇足ですが、ウォルター・サレスはまるでトム・クルーズを知的にしたような整った顔立ちの人です。
サンダンス映画祭を主催しているロバート・レッドフォードがかつての2枚目俳優の面影を失っているのとは対照的です。

『ペリカン文書』
 
  最近DVDで観た。
以前、TVで見たことがあったので、ストーリーは頭に入っていた。ジョン・グリシャムの原作が良いのはわかっていたが、映画自体はあまり好きではなかった。ジュリア・ロバーツが好きじゃないせいかな。
でも、キャラハン(ジュリアロバーツ演ずるダービー・ショーの恋人で指導教官)を演じていたサム・シェパードはもっと見ていたかった、そういえばあれは『ライト・スタッフ』のイェーガーを演じていた人だと思い出した。『ライト・スタッフ』はお話自体は退屈だったけれど、確かにイェーガーは良かった。

そう思ってサム・シェパードについて調べたら、『パリ・テキサス』の脚本を書いた人だということがわかり、さらに、戯曲"Buried Child"(埋められた子ども)でピューリツァー賞を受賞してるって、驚いた。

1991年のガス・ヴァン・サント監督作品『マイ・プライヴェート・アイダホ』は、1984年ヴィム・ヴェンダース監督作品『パリ・テキサス』になんとなく似てるなぁと感じている。単に、けだるい音楽のロードムービーだというだけではない。全体に流れる諦観のようなものだろうか。

『スクール オブ ロック』
 
 

記録を見たら2004年5月に鑑賞。於:チネチッタ

ロック好きにはたまらない映画というふれこみでしたが、ロックに詳しくなくても楽しめる映画です。
ジャック・ブラックの強烈な個性に引っ張られて、笑えるし、励まされます。子供たちも魅力的だし、ジョーン・キューザックが好演してます。
個人的には、優等生の女の子が好きです。『リトル・ロマンス』に出演した頃のダイアン・レインを思い出します。子役が成長して大人の役者として成功するかどうかは分からないけれど、きっと綺麗になるだろうと思います。

『ミュージック・オブ・ハート』
 
 

メリル・ストリープ
視覚的には好きな女優と言うわけではないけれど、彼女の演技には脱帽せざるを得ません。
彼女が出演している映画で記憶に残っているものは『恋に落ちて』『永遠に美しく』『クレイマー、クレイマー』『ミュージック・オブ・ハート』ですが、圧巻なのが『ミュージック・オブ・ハート』です。
ハーレムの子供たちにバイオリンを教える教師の実話を基に作られた映画で、それを聞いただけで感動ものだろうと察しはつくのですが、実際に彼女が演奏していることが分かるだけにその迫力はもの凄いのです。
演技がうまい俳優というだけではなくて、実際にアイザック・スターンやイツァーク・パールマンとのカーネギーホールでの演奏は、凡人では計り知れない集中力を発揮しています。お話自体が感動ものではありますが、私はメリル・ストリープの演奏に一番感動しました。

実は先日DVDで『ドラム・ライン』を観て『ミュージック・オブ・ハート』のことを思い出したのです。
『ドラム・ライン』は『スクール・オブ・ロック』と同時期に上映されていて、どちらにしようか迷って結局映画館では見逃したものでした。

『ブレード ランナー』
 
 

シド・ミード関連で、『ブレード・ランナー』です。
公開直後、我々仲間内では大ヒット(世界的にもヒットしたはずだが)、劇場でも何度か観ましたが、ビデオも観たし、原作『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』も読みました。
リドリー・スコットとシド・ミードの美意識がない交ぜになって、さらにアジアンテイストの流行もあり、グロテスクな退廃趣味が妙にマッチングしていました。お話自体は少々面白みに欠けることが、いっそう美術効果を際立たせたように思われます。
ハリソン・フォードが主役ですが、アクションではルトガー・ハウアーのド迫力が光ってます。

未来都市のハイ&ローテクノロジーイメージを作り上げたシド・ミードですが、彼の製作現場写真を見ると非常にローテクノロジー&ハイタッチ、何から何まで自分でこつこつ描き上げる職人肌の人のようです。
http://www.sydmead.com/

原題:Blade Runner
製作国:アメリカ
製作年:1982
監督:リドリー・スコット

『禁じられた遊び』
 
 

ルネ・クレマンの名作ではあることは知ってはいたし、ギターで奏でられるメロディーはあまりにも有名だが、ちゃんと観たことはなかった。昨夜のBSシネマで観られて良かった。

同監督作品『太陽がいっぱい』は観ていて、映像が美しいであろうことや複雑なストーリー展開は予想できた。しかし、思った以上に深い表現に魅了された。ポーレットやミシェルといった子供の表情やしぐさはもちろんのこと、犬や馬、牛、その他の小動物の生きているときの温もりまでもが伝わってきた。また水車小屋に作られた動物たちの墓群は人間の墓場よりも美しく飾られて、ミシェルとポーレットにとっては兄の墓よりも動物たちの墓の方が大切であることがわかる。お祈りをする場面が多く描かれるが、その宗教にも救われないポーレットは自分の足でミシェルかママか、自分の幸福を探し求める・・・

『宮廷女官チャングムの誓い』
 
 

チャングムは今度はNHK総合放送土曜深夜に再放送していますね。
BSで放送しているとき毎回楽しみに見ていました。「とうとう韓流に捕まった」と言われながら。
毎回王朝料理の数々が紹介されるのも楽しみでしたし、カン・ドック夫妻の掛け合い漫才も好きだし、皇后も好きだったなぁ。チャングム役のイ・ヨンエも仇敵チェ尚宮役のキョン・ミリも美しいうえに(大仰な)演技もすばらしくて、日本語の吹き替えがなかったとしてもあらすじはわかったと思う。
それにしても、大陸の人の愛憎劇は激しくて、深い。かつては日本人も大好きだった(最近のドラマや映画では見かけない)壮大なる復讐劇。
そこに、ミンジョンホ(この役はわざと大根選んだか?)との歯がゆい恋物語も絡めて引っ張る、引っ張るまるで韓国版『おしん』。
で、全編通した印象は 《凍える白い息》 寒そう!!

各人が好きな人物に思い切り感情移入して見られること請け合い。

『親切なクムジャさん』
 
 

映画館で観ました。自宅のTVで見てたらスイッチ消してたかも・・・
主人公以外の関係者全員で(主人公は作ったけど食べてないような気がする)ブラッドケーキを食べる、姦通していた夫と愛人を殺して焼いて食べたというよりも食った女そしてその女囚の行動とその後等など、残酷で、気分が悪くなった。
ストーリーや映像の作り方は肯定できないけど、それでも魅力的なイ・ヨンエの演技。般若の面そのままの表情は美しく、恐ろしい。

レディスデイの午前中ということもあり、館内のほぼ全員が女性。若い人から結構年配の方まで一杯。予想外でした。
これも、チャングム効果か。

トマス・ハリス著『ハンニバル』でも人肉を食す場面がある。小説『ハンニバル』は大好きなのだが、それを映像化したものを見たいとは思わないので、映画は観てない。そもそも暴力シーンが嫌いで、『地獄の黙示録』も公開当時映画館には入ったものの、気分が悪くなって10分程で出てしまい、以来一度も観ていない。だから北野武の映画もほとんど観ていないので断定はできないが、情動的な人間の残酷さを描く北野とパク・チャヌクには共通する側面があると思う。大きく異なるのは情景だ。北野は醜い人間と美しい風景という対比があるが、パク・チャヌクは美しい風景・情景というものに重きを置いていないというか、私には美しく感じられない。イ・ヨンエの美しさだけを強調するためか。

『ハリーポッター』
 
 

午後仕事が少し早く終わったので『親切なクムジャさん』観て帰ろうと思ったら、もうやってなかった~
ではハリーポッターでも観ていこうかと、今回のハリポタ少し長いし、待ち時間もないプレミアスクリーンシートへ。1981年だったか82年だったかシネマスクエア東急に初めて行ったときのような感じ。当時の映画館の椅子はだいたい長時間座っているとお尻が痛くなるようなものが多かったのが、立派な椅子を入れたというのが当時の売りだった。とても期待に胸膨らませて行ったのを覚えてる。実際には、名画座の椅子よりはすごくいいけど、誇大広告だったような気がした。
プレミアシートはポップコーンのおまけがついて2400円。

『クムジャさん』のイ・ヨンエ観たかったなぁ。前述のシネマスクエア東急、チネチッタ、お台場シネマメディアージュ、日比谷シャンテなどではまだ上映中。はやく観に行こう。

ハリポタシリーズに限らず、原作を先に読んでいて後から映画を観るとがっかりすることが多く、『賢者の石』は案の定少々がっかり『秘密の部屋』は予想以上にがっかりだったため、前回『アズカバンの囚人』は観ていない。しかし、今回は前評判が良かったので気になっていた。
観に行って良かった!
監督(マイク・ニューウェル)が英国人に替わったせいか、映像も美術も良かったし、ロールエンディングの音楽が良かった。ストーリーも映画だけ観ても十分楽しめると思う。
マイク・ニューウェルって『フォー・ウェディング』の監督さんなのですね。そう思って調べてみたら、同監督作品『フェイク』は私の好きなアル・パチーノ、ジョニー・デップが出ていてしかも音楽は今回と同じパトリック・ドイルだって。観てない。ビデオ(DVD)借りてこようっと。

最近邦画が好調なのは知っているのだが、映画には非日常を求めているのでやはり外国ものかアニメがいいな。

 
『ブラザーズ・グリム』
 
 

この映画は『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム監督作品。
『未来世紀ブラジル』は訳がわからず笑えなかったし、気味も悪いのだが、星新一(軽すぎ?)のブラックジョークSFを読み進めるような感覚だった。
今回はエンターテイメントとしてはブラジルよりも完成度が高い。その分、実験的な斬新さはなかった。
『モンティ・パイソン』シリーズにまで遡っても、おかしくて笑っちゃうというシーンはほとんどないので、私の感覚はテリー・ギリアムとずれているのだろう。
それでも、その狂気がもたらす美学は理解できる。
マット・デイモンのキャラクターのほうが弟らしいかと映画を見る前は感じていたが、話がすすむうちに、夢見がちで浮世離れしている弟ジェイクはテリー・ギリアム自身を投影していると思われ、やはりヒース・レジャーがジェイクで正解に感じられた。モニカ・ベルッチはせりふが少なくて美しさと近寄りがたいオーラを放つ役どころがはまっていた。
映像の暗さ加減などテイストは『スリーピー・ホロー』を思い出させる。

『落第』
 
 

東京国際映画祭コンペティション出品作品の『落第』を観に六本木ヒルズへ行った。
少し遅れて会場に到着。
六本木ヒルズ内で軽食を摂ってから映画鑑賞するつもりだったのに、そんな時間はない。館内でウーロン茶とポップコーンだけ買って済ます。

チリの高校生の話だが、思ったよりも重い内容。感動というよりも心が痛い。

終演後、TVで見て知ってはいたが、実際に歩いたことのない駅中店舗で食事をしようと思ったが平日は22:00土日は20:00閉店。
もう閉店時刻だった。しかたなく駅ビルでケーキと紅茶にホットドッグというほんとに軽い食事をして急いで帰宅。
今度もう少し早い時刻に出かけよう。

追記 半券が出てきたので写真をUP

 

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