2017年5月13日 (土)

埼玉古墳群 桜

桜の季節に埼玉古墳群で撮った写真です。

埼玉古墳群には9つもの様々な古墳があって、古代史好きな人には有名かもしれませんが、そうでない人にとっては、広い公園として整備されていて歩いて回ると良い運動になります。
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近くには行田の忍城址もあって、ここも綺麗に整備されています。
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行田から南下して、吉見町には吉見百穴という横穴墓群があります。ここにはヒカリゴケが少し残っていますが、やはり桜が綺麗です。
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2017年5月11日 (木)

北口牡丹園 館山

少し前になりますがゴールデンウィーク中、北口牡丹園に行きました。とても良いところでした。募金箱には私たち4人分4000円入れさせていただきましたが、個人の方が管理されていることを思えばもっと入れても良かったような気がします。

たぶん黒鳥という品種だったと思う。ダリアにも黒鳥という品種があって綺麗だった。どうしてもバレエ「白鳥の湖」のオディールの誘惑シーンを思い出させるネーミング。Img_7996s


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牡丹だけでなく、一重の薔薇も綺麗
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薄い花弁が透けて大変上品で綺麗な八重桜
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コデマリは昔から好きだったけれど、オオデマリは少々苦手だった。でもこれは綺麗。
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薔薇

おひさしぶりでございます。

桜が散ると同時にハナミズキが咲きあっという間に散ってしまいました。
薔薇は長い期間あちらこちらで次々に咲いて目を楽しませてくれます。
これは日本画のためのスケッチです。もう少し修正しようかな・・・
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2016年5月24日 (火)

トッパンホール15周年室内楽フェスティバル

II 5/16
ブラームス:チェロソナタ#2
シェーンベルク:浄められた夜
シューマン:ピアノ三重奏曲#1

III 5/18
ブラームス:ヴァイオリンソナタ#1
シューマン:詩人の恋
ブラームス:ピアノ四重奏曲#2

V 5/21
ヤナーチェク:ヴァイオリンソナタ
ベルク:4つの歌曲(弦楽四重奏版)
ブラームス:チェロソナタ#1
ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲

VI 5/22
シューベルト:白鳥の歌
シューベルト:弦楽五重奏曲
以上全6回のうち4回を聴いた。
それぞれの感想は後回しにして、今回初めてテツラフの音楽に接する夫に説明しながら、改めて思ったこと。
彼の音楽はプログレッシヴ・ロックに近いなぁと。(プログレがクラシックの影響を強く受けているのだから、順番が違うと言えばそうだけど)
夫はプログレは好きなので、展覧会の絵とか春の祭典とかはクラシックのコンサートでも聴きに行くが、ウィーンフィルやコンセルトヘボウの演奏であっても、ベートーヴェンとかマーラーとかだと居眠りする。ところがクレーメルの演奏は結構好きらしい。それならテツラフも好きかも・・・どうやら当たったようだ。良かった~。「あなたが好きなジャン=リュック・ポンティよりもテツラフの方がロックしてるでしょ?」ちょっと違うか。
聴衆に男性が多かったのも、そういう理由かしら。

生誕300年記念 若冲展

あっという間に、あるいはやっと、終了した若冲展。
私は前売り券を4枚買いましたが、1枚は無駄にしてしまいました。

展示内容が良いことも、大混雑するであろうことも期間前から分かっていましたので、4月中の雨天時夕方閉館間際に一度行きました。待たずに入館できましたが、会場内は特定の作品の前が混雑していました。ほとんどの作品は以前何回か見たことがあるので、初めて見るものをじっくり見ましたが、閉館時刻になり会場の外に出たら、関連グッズ売り場が大混雑していて、レジにたどり着くのに一時間待ちと言われたためスルーして、図録ともう一点目についた書籍だけを購入しました。
2回目は夫と5/17の朝7時30分少し前に東京都美術館前に行きました。この日はかなり強い雨が降っていたにも関わらず、既に1000人くらいの行列ができていました。雨が降っていたせいか8時半には館内には入れてくれて、9時に開場したためほどなく入場できました。前回は版画が見られなかったため、この日はここをゆっくりと鑑賞。桝目描きの樹花鳥獣図屏風は相変わらず人垣ができていたので、今回もパス。2013年「若冲がきてくれました」展のときに福島県立美術館で見たから。このとき福島駅から乗り換える飯坂線の美術館図書館前駅に人が溢れていたけれど、入場するまでにそれほど並びはしなかったような。
私自身がこれまで一番長く並んだのはたぶん2014年の「台北國立故宮博物院-神品至宝」展の「白菜石」だったと思います。これは確か2時間半くらい並んだような記憶が・・・
どんなに好きな絵画だって、5時間も並んでたら観る前にくたびれて、嫌になってしまいます。
今回の待ち時間の長さを批判する人の気持ちも分かるけれど、批判される都美術館のスタッフも気の毒かな・・・
NHKが何度も宣伝番組を会期中に流して煽ったせいも大きいと思うし。
もちろん伊藤若冲が好きで見に行った人が多いのだろうとは思うけど、名前も知らなかったけど、テレビでタレントがすごいって言ってたから行ってみたら、信じられないほど行列してて、せっかく来たんだから並んでおこう、という人もいたんじゃないかな~。
もちろん、名前も知らなかった人が作品に接して感動したならそれは良い経験ができて良かったね、といいますか、疲れて感動できなかった人が多かったのではないかしら。
アニバーサリー企画で作品をまとめて見られるから混雑したとすれば、1か月ごとに作品を絞ってみせる宮内庁三の丸尚蔵館方式にすれば、少しは違ったのかも。
いずれにしても今回の大騒動に巻き込まれた皆様お疲れ様でした。

2016年3月28日 (月)

歓喜寺 江戸彼岸桜

茨城県南部板東市にある歓喜寺の江戸彼岸桜
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樹齢400年とか。植物の逞しさには畏敬の念を覚える。

2016年1月 4日 (月)

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元日初詣に行ったら梅が咲いていた。

2016年1月 3日 (日)

謹賀新年

明けましておめでとうございます。Img_3992s
昨年同様時々更新するつもりです。

2016年1月 2日 (土)

2015年 舞台鑑賞記録(3)

15) 11.15 ピレシュ ★★★
さいたま芸術劇場 音楽ホール
●シューベルト:4手のためのアレグロ イ短調 D 947
                        「人生の嵐」
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110 [ピリス]
●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 作品53
        「ヴァルトシュタイン」[グーアン]
●シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D 940
【アンコール】
●クルターグ:《遊び 第3集》より
              〈シューベルトへのオマージュ〉

グーアンはテクニックには問題ないし、十分聴かせることのできる表現力もあると思う。でも、やはりピリスのもつ芸術性の前には赤子同然だった。ベートーヴェンのソナタ31番における迫力たるやアルゲリッチ、ポリーニやツィメルマンに勝るとも劣らないもので、あの小柄な身体のどこにあれだけのパワーが秘められているのかと不思議に思った。
特に、2日前11月13日にあったパリの同時多発テロ事件(その真相はともかく100名以上の人が亡くなった)の直後であったためか、沈鬱な嘆きの歌の後のゴーン、ゴーンと鳴り響く鐘の音は激しい怒りの表出でもあった。その感情の渦に巻き込まれて、なす術もなくただ茫然とし、涙が落ちるままだった。
最前列で見るピリスの顔は、非常に個人的なことで恐縮だけれども、在りし日の祖母の顔にそっくりで、余計に私の心が揺さぶられたのだった。

16) 11.26 マリインスキー劇場 バレエ「ジュエルズ」
    アレクセイ・レプニコフ:マリインスキー管弦楽団
文京区シビックホール
●エメラルド ★
 ヴィクトリア・マクラスノクーツカヤ  アレクサンドル・セルゲーエフ
 ヴィクトリア・ブリリョーワ  ローマン・ベリャコフ
 ナデージダ・ゴンチャール  スヴェトラーナ・イワノワ
 エルネスト・ラティポフ
●ルビー ★★★
   ナデージダ・バトーエワ キミン・キム
   エカテリーナ・コンダウローワ
   デニス・ザイネトジノフ ワシリー・トカチェンコ
ヤロスラフ・バイボルディン アレクセイ・ネドヴィガ
●ダイヤモンド ★★
   クリスティーナ・シャプラン ティムール・アスケロフ
   エレーナ・アンドローソワ エカテリーナ・イワンニコワ
   ディアナ・スミルノワ ズラータ・ヤリニチ
   ローマン・ベリャコフ ヤロスラフ・プシュコフ
   アンドレイ・ソロヴィヨフ アレクセイ・チュチュンニック

バレエを見る回数が少なかった2015年だけれどこれは見に来て良かった。まず、マリインスキー管弦楽団は2軍だろうか、3軍だろうかと心配したけれど、バレエの公演でこれだけの演奏を聴けることは非常に珍しい。特にストラヴィンスキー、チャイコフスキーはさすがにお国ものだけあり、音楽だけでも十分聴ける出来栄え。ボリショイ劇場もバレエ公演時に劇場オケを同伴するが、オケの実力ではさすがにマリインスキーの方が上手だった。新国立劇場バレエ公演における東京フィルの演奏も立派なので、他のバレエ団もこれらに負けないような演奏をしてほしいものだ。 舞台美術と衣装も美しい。英国ロイヤルとかパリ・オペラ座の様な豪華なセットではないのに、シンプルでありながら安っぽくならないところがさすが。
エメラルドは特に可もなく不可もなくというところ。
ルビーはバトーエワの柔かくしなる肢体と俊敏な動きが素晴らしく、コケティッシュな表情に魅了されっぱなし。キムも体つきは少し貧弱だけれど、バトーエワのパートナーを立派に務めた。それにコンダウローワがストラヴィンスキーのジャズィーな曲調に合わせて大輪の花が舞っているようだった。この三人の華やかさと音楽のノリの良さが相まって、当初はヴィシニョーワで見られなくて残念だと思っていたのに、結果的にこれまで見たルビーの中で最も印象的なものとなった。
ダイヤモンドはいかにもマリインスキーらしい、正統派の白のバレエの決定版ともいうべき端正な美しさだった。

17) 11.29 ツィメルマン ★
所沢ミューズ アークホール
後述

18) 12.09 ギエム ラスト ★
川口りりあ 大ホール
後述

12.11 ツィメルマン
東京文化会館 中止

 

12.16 ボリショイ・バレエ・inシネマ 「くるみ割り人形」
アンナ・ニクーリナ デニス・ロヂキン
アンドレイ・メルクーリエフ ヴィターリー・ビクティミロフ

これは映画だけれど、家のTVで見るのとは映像も特に音の迫力が違うので3000円払うだけの価値はある。
ニクーリナもロヂキンも若くて美しいから、この演目にふさわしい。メルクーリエフもドロッセルマイヤー役とはいえ、まだまだ踊れる。それにこの演出は子供っぽくないので、最後まで楽しめた。「椿姫」が上映される1/13はツィメルマンのリサイタルがあり、ザハロワとチュージンが見られないのは残念。再上映があるといいのだけれど。「じゃじゃ馬ならし」と「ドン・キホーテ」はぜひ見たい。

19) バッハコレギウムジャパン
  さいたま芸術劇場 音楽ホール

●ヘンデル オラトリオ ★★

後述

2015年 舞台鑑賞記録(2)

09) 07.11 アンサンブル・ウィーン・ベルリン ★
  さいたま芸術劇場音楽ホール
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
クレメンス・ホラーク(オーボエ)
アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
リヒャルト・ガラー(ファゴット)
シュテファン・ドール(ホルン)
●ハイドン:ディヴェルティメント
●メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》木管五重奏版
●ドヴォルジャーク:《スラヴ舞曲集》より
●バーバー:夏の音楽 作品31
●デリベラ:アイレス・トロピカレス
●ガーシュウィン:《ポーギーとベス》木管五重奏版
【アンコール曲】
●ドヴォルジャーク(シェーファー編曲)
                       :《弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調》作品96
                         「アメリカ」より 第3楽章

連日徹夜に近い状態で疲れがたまっている時期だったので、もしかして演奏中に寝ちゃったらどうしようかと一抹の不安を抱えていた。しかし全くの杞憂だった。楽しかった~!!一気に疲れが吹き飛んだ。 オーボエがジョナサン・ケリーからクレメンス・ホラークへの変更になったせいか、オーボエが少々おとなしく感じられたのと、オッテンザマーが一番若いのでスタンドプレーがなかったせいで、アンサンブルとしてはうまくまとまっていた。普段はあまり目立つことの少ないファゴットの音が一際美しく響いて印象的だった。

10)  09.11 アントン・バラホフスキー;ナジ=タカーチ
       :紀尾井シンフォニエッタ東京
  紀尾井ホール

【紀尾井シンフォニエッタ東京第101回定期演奏会】
●ベートーヴェン:劇音楽「シュテファン王」序曲Op.117
●チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲二長調Op.35 ★
●メンデルスゾーン:交響曲第5番二長調Op.107「宗教改革」★★
【ソリストアンコール】
●チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」より
          第2幕レンスキーのアリア「青春は遠く過ぎ去り」★
【オーケストラアンコール】
●ペルト フラトレス ★

バラホフスキーの名を初めて知ったのは、ハンブルクバレエ「人魚姫」でのソロ演奏。これがとても良くて、難しそうなアウエルバッハの曲が素直に心に響いたのを覚えている。今回コンサートマスターとしてではなく彼がソロ演奏するということでぜひ聴いてみたいと思った。また、指揮がタカーチ=ナジとあって興味を惹かれた。タカーチSQのバルトーク弦楽四重奏曲のCDは84年版も96年版も好きだし、アンドラーシュ=シフとのブラームスピアノ五重奏曲も好きだ。でもタカーチ=ナジの演奏を生で聴いたことはない。演奏曲目が別のものだったら良かったのにと思いつつ、興味本位でチケットを買った演奏会だった。 少し早く四ツ谷についてのんびりとお堀に沿って歩いていたら、ニューオオタニの方からタカーチ=ナジとコンサートマスターの千々岩さんと思しき二人連れが歩いて来るのが見えた。ナジは髪が薄くなったとはいえ長身で素敵だった。いつも大きいなと感じるバラホフスキーとステージで並んでも、さほど身長は違わなかった。 紀尾井シンフォニエッタは室内オケとは思えないほど音量が豊かで、室内オケだからこそのアンサンブルの良さがあって心地よい。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は特に好きな曲ではないけども、バラホフスキーの演奏はソリストとして目立ちすぎることなく、無難ではあるけれども凡庸な演奏ではなかったため、新鮮に感じられた。 この日はアルヴォ・ペルト80歳の誕生日ということで、またおそらく911への追悼と鎮魂を込めてフラトレスがアンコールで演奏された。クレーメルの演奏を聴きなれていたせいか、それと比較すると攻撃的でない穏やかな静けさが感じられた。

11)09.14 ニコライ・ルガンスキー
  ヤマハホール

●フランク,H.バウアー編曲:前奏曲、フーガと変奏曲ロ短調Op.18
●シューベルト:ピアノソナタ第19番ハ短調D958 ★★
●グリーグ:抒情小曲集より第1集Op.12-1アリエッタ
     第3集Op.43-1蝶々★
     第8集Op.65-6トロルハウゲンの婚礼の日★★
●チャイコフスキー:ピアノソナタ(大ソナタ)ト長調Op.37★
【アンコール】
●N.メトネル/忘れられた調べ より カンツォーナ・セレナータ
●S.ラフマニノフ/楽興の時 第4番 ホ短調 Op.16
●N.カプースチン/インテルメッツォ ★★★
●P.チャイコフスキー(ラフマニノフ編)/ララバイ Op.16
●F.ショパン/ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op.64-2

ロシア人の体力は底知れずなのか?アンコールだけで30分以上演奏していた。 年齢からすると今のルガンスキーはテクニックの冴えと表現の豊かさとのバランスが取れている時期なのだろう。ヤマハホールという小さな器ではもったいない様な気がした。もっと多くの人に聴いてもらえたらいいのに、ということと同時に、決して音響が悪いホールではないけれども、全身に音を浴びるような感覚を味わえるホールが他にある。ステージ前方からの音圧が強い分明瞭な音は聴こえるので、ピアノのレッスンをしている人には聞きやすくていいかもしれない。ヤマハのピアノは芯のある素直な立ち上がりの音をしていたと思う反面、華やかさは少な目だったかも。

12)09.30 ペライア;ハイティンク:LSO 
  川崎ミューザ

●モーツァルト ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
●ブルックナー 交響曲第7番(ノヴァーク版)★★★

ペライアのモーツァルトは美しかったとは思うのだけれど、感動には至らず途中で眠くなってしまった。一方ブルックナーの方は、感動と興奮が押し寄せてきて、圧倒された。正直言ってブルックナーの曲は少し前まで掴みどころがなくて苦手だったのだけれど、チェリビダッケのCDを集中して聴いてから面白さが多少なりとも分かりかけてきた気がする。とにかく音楽の内容を理解できようが、できまいが、生の演奏ではエネルギーの発散と収束がダイナミックに変化して渦巻くさまに魅了される。ワーグナーチューバの不安定な音に多少の戸惑いはあったが、そんなことは些細なことだった。弦楽器も木管楽器も力強く、金管楽器は神々しかったし、炸裂するティンパニーも魅力的だ。ハイティンクは大仰なことはせずとも要所を押さえて精力的な指揮ぶりであった。ブルックナーの交響曲こそ、川崎ミューザが本領を発揮するホールであることを示した。

13)10.04 ハーゲンカルテット&イェルク・ヴィトマン
  トッパンホール

●モーツァルト 弦楽四重奏曲第20番ニ長調K499
          《ホフマイスター》★
●モーツァルト クラリネット五重奏曲イ長調K581 ★★
●ブラームス クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115 ★★

ハーゲンカルテットが優れた演奏家であることは周知のこととして、ヴィトマンについては全く予備知識がなかったけれども、モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲が聴きたくてこの演奏会を楽しみにしていた。期待を裏切らないしっとりとした情感溢れる演奏だった。 ハーゲンカルテットも依然はもっと尖がった音楽を奏でていたと思うが、今回はプログラムのせいもあるかもしれないが、全体的に柔らかさを感じられる演奏だった。

14) 11.14 クリスティアン・テツラフ バッハ無伴奏 ★
  紀尾井ホール
旅行先の青森から向かったので少々疲れていて、寝てしまったらどうしようかと心配しながら席に着いた。2011年の演奏は、いかにもテツラフらしい鋭利な刃物のような切れ味の、鬼気迫るものだったが、今回の演奏は全体的には無理をせず細部まで丁寧に作りこんだ演奏だった。2011年トッパンホールでは2晩に分けて演奏したものを1晩で全曲演奏したのだから、相当疲れたに違いない。最後は少し雑になったところもあったようだけれど、それでも全体としては十分な量感と滑らかな質感をもった石の彫刻を仕上げたかのような達成感があった。

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