2011年音楽&バレエ鑑賞総括
今年は3.11以降公演キャンセルが続いたし、家族の入院などのためにかなり数が限られた。ウィーンフィルとかキーシンとか聴きたかったな。
最も印象深く感動したのはギエムのパフォーマンスだった。改めてバレエというよりも身体表現の奥深さと完成度の高さを感じさせてくれた舞台だった。舞台と観客の気持が交互に喚起されていく過程はその場にいた人にしか経験できないもので、ギエムのもつカリスマ性と人懐こい笑顔に元気づけられた。
1/20 ベルリン国立バレエ「チャイコフスキー」
東京文化会館
4/6 ヤン・リーピン「蔵謎」
オーチャードホール
5/12 クリスティアン・テツラフ
トッパンホール
バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ2,3番
5/15 クリスティアン・テツラフ
トッパンホール
バッハ無伴奏ソナタ&パルティータ1番
バルトーク無伴奏ソナタ
6/20 みどり&オズガー・アイディン
サントリーホール
モーツァルト :ピアノとヴァイオリンのためのソナタト長調
ヤナーチェク :ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ラヴェル :ヴァイオリンとピアノのためのソナタト長調
サッリネン :4つのエチュード Op.21
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
アンコール ドビュッシー :亜麻色の髪の乙女
8/3 金子三勇士 ランチタイムコンサート
トッパンホール
リスト スペイン狂詩曲 S254
コンソレーション第3番 S172-3
メフィスト・ワルツ第1番 S514
8/11 大野和士のオペラ・レクチャーコンサート《二つのボエーム》
神奈川県立音楽堂
レオンカヴァッロといえば≪道化師≫しか知らない私。一方有名な作品がずらりと並ぶプッチーニ、この二人がほぼ同時に≪ラ・ボエーム≫を作曲していたとは。しかもプッチーニは裏切りとも言える方法で。大野さんのお話は面白かったが、少し疲れているように見えた。今の私の家からはかなり遠い神奈川県立音楽堂だったけれど、楽しい時間が過ごせてよかった。
8/17 ヴィシニョーワ&チュージン&東京バレエ団「ジゼル」
ゆうぽうとホール
10/1 渡辺克也のグラン・パルティータ
トッパンホール
モーツァルト セレナード第12番《ナハトムジーク》
セレナード第10番《グラン・パルティータ》
トッパンホールが好きな母がヴァイオリンの無伴奏曲よりも合奏曲の方が好きだと言うので、ではぜひモーツァルトで幸せな気分になってもらおうと思ったのに、体調不良で行けなくなり、代わりに家人と行ってきた。コントラファゴットと言う楽器をたぶん初めて見た。ブォーという超低音がお腹に響いた。渡辺克也の音が大きくて、綺麗で、オーボエ好きにとっては幸せな時間だった。四戸世紀のクラリネットもやはり音が大きく、響きが丁寧だった。
10/19 ギエム・チャリティ・ガラ <HOPE JAPAN>
東京文化会館
「現代のためのミサ」より“ジャーク”東京バレエ団
ニネット・ド・ヴァロワによる詩 朗読:アンソニーダウエル
「ルナ」 シルヴィ・ギエム
「アルルの女」より マッシモ・ムッル
「火の道」舞踊:花柳壽輔 横笛:藤舎名生 太鼓:林英哲
「ダンス組曲」より マニュエル・ルグリ チェロ:藤原真理
日本歌曲 独唱:藤村実穂子
「ボレロ」シルヴィ・ギエム 東京バレエ団
アレクサンダー・イングラム
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
10/25 ギエム オンステージ 2011 Aプロ
東京文化会館
「白の組曲」東京バレエ団
「マノン」より寝室のパ・ド・ドゥ ギエム ムッル
「スプリング・アンド・フォール」より 吉岡美佳 高岸直樹
「田園の出来事」ギエム ムッル ダウエル 他
11/15 ピーター・ウィスペルウェイ
トッパンホール
ベンジャミン・ブリテン 無伴奏チェロ組曲 第1,2,3番
3曲ともポイントを説明をしてからの演奏だった。演奏者自身の説明があったおかげで興味が広がった。ツィメルマンがルトスワフスキのピアノ協奏曲について説明してくれたときにも感じたが、あまり普段聴く機会のない音楽は事前に解説があると、曲に対する興味をより強く持つことが出来る。
私はエモーショナルな3番が聴きやすかった。席がステージに近かったので、弦の振動を眼と耳と心臓で感じられたことが良かった。
11/17 映画「Pianomania」試写会&エマール トークタイム
トッパンホール
11/18 ピエール=ロラン・エマール
トッパンホール
リスト 悲しみのゴンドラ第1稿
ワーグナー ピアノソナタ 変イ長調
リスト 灰色の雲
ベルク ピアノソナタ
リスト 不運!
スクリャービンピアノソナタ第9番《黒ミサ》
リスト ピアノソナタ ロ短調
今年アニヴァーサリー・イヤーだったリストだが、エマールのロ短調ソナタは、演奏の様子に比べてあっさり聞こえて拍子抜けした。これまでこの曲から私が感じてきた、人生における喜怒哀楽とか諦観というような感情の起伏という捉え方ではなかったのだと思った。リストという作曲家の音楽史における位置づけに軸足が置かれていたのだろう。どの曲も幸せとか平穏とはかけ離れていて、少し穿った見方をすれば、これが日本の今の状況を表現しているともいえた。
来年はもう少しいろいろな舞台を楽しめると良いなと思っている。
アルカント・カルテット、ボリショイ≪スパルタクス≫、コジョカル、トヨタ・マスタープレイヤーズ、レ・ヴァンフランセ、テツラフwith児玉桃は手配済み。クレーメル、ポリーニやツィメルマン、再来年のアンスネス;サロネン:フィルハーモニア管弦楽団はとても楽しみ。
12/21追記
コジョカル・プロジェクトBプロはアレクサンドル・リアブコが参加してコジョカルと「椿姫」黒のパ・ド・ドゥを踊ることになった。うれしい驚き。ハンブルク・バレエ団アジアツアーから外された日本だけれど、大好きなリアブコが来てくれるとは幸せ。「ドン・キホーテ」にはでないのかしら。
最近のコメント